2010/01/18(月)その他

阪神淡路大震災15年を迎えて 岡田監督より

2010年1月17日、阪神淡路大震災から15年を迎えました。1995年当時、オリックス・ブルーウェーブのリーグ優勝が被災した人々の心を励まし、勇気付けたたことは今でも地元神戸で語られています。
オリックス・バファローズの岡田監督・藤井スカウト・星野コーチはいずれも、自らも被災しながらチームを優勝に導いた当時の主力選手です。
「がんばろうKOBE」をスローガンに被災地神戸を盛り上げた方々に、震災後15年を迎えた神戸でがんばる人達とファンの皆さんにむけて、自身にとっての「阪神淡路大震災」と今シーズンへの抱負を語ってもらいました。

 岡田彰布監督

「15年。現役最後の年でしたね。ビルがあんな事になって・・・。忘れようにも忘れられない大きな出来事でした。交通機関が麻痺して球場に通う事が出来ず、寮で寝泊りしていた事をよく覚えています。

こんな状況で“野球をやって良いのかな”と正直思いましたね。まさか優勝できるとは考えてもいなかったし、“がんばろう神戸”を袖につけて、とにかく“がんばろ”それだけでした。

チームが優勝して神戸の被災者の人達に勇気を与える事ができた。と言うよりも、本当のところは、我々がわからないうちに市民の皆さんに、力を与えて貰ったのかもしれないですね。

よくここまで復興できたと思うけど、本当の意味ではまだまだ復興してない部分も多くあるのでは無いかな。

我々のできる事は、市民の皆さんに注目し応援してもらえる様な“強いチーム”を作る事です。そして、少しでも神戸の街に活気を与える事ができればと思います。」

 藤井康雄スカウト

「震災から15年、一つ間違えば自分もどうなっていたのかなと・・・。

震災の前日、高校の同窓会で朝まで盛り上がり、家路につく直前に“パンクしたかな?”と思うくらいの衝撃を受けたのを思い出します。家に着いてテレビを見ると、今通って来た阪神高速が倒れている映像を見た瞬間、一つ間違えば自分もどうなっていた事かと思うと同時に、こんな状況で野球が出来るのかなという思いでした。しかし、『こう言う時だからこそ野球を開催しよう!』との宮内オーナーの一言、袖につけた『がんばろうKOBE!』の一言に集約した不思議なパワーをもらっての優勝でしたね!

このシーズン、初めてと言ってもいいくらい、みんなの為に野球をさせてもらうというか勝ちたい!と思ったシーズンでした。

もう15年経つのかという感じですが、この事は風化させてはいけないと思うし、今年からスカウトという仕事をしていく中で、この震災の年に生まれてきた子供達をスカウト出来たらいいなと思っています!」

 星野伸之コーチ

「もう15年になるんですね。震災当時、愛媛県の新居浜に自主トレで行っていた事を思い出します。新居浜でも揺れを感じたんですがあまり気にもせず練習をしていてホテルの方から、『神戸が大変なことになっているぞ!』との連絡を受け飛んで帰った事など、今でも鮮明に覚えています。 キャンプも集まれる人だけ集まろう!という中スタートしたシーズン。

まさか優勝なんて考えもしなかったですし、被災された人達を野球で励ますつもりが、逆に励ましてもらいファンの方と一体になっての優勝でしたね!

15年経った今も苦しんでいる人達がまだいるかもしれないし、親を亡くした子供達が結婚して親になっているかもしれない。そんな人達の為にもまた一体感をもって優勝目指して、神戸を盛り上げていけたらと思います。」

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