UNIFORM BUFFALOES

1997(平成9)年、大阪ドーム(現・京セラドーム)とナゴヤドームがオープン。プロ野球界は本格的なドーム時代に突入した。このうち、大阪ドームは近鉄バファローズの本拠地として使われることになる。

バファローズはこの本拠地移転を期に心機一転、球団旗、ペットマーク、そしてユニフォームなどを新本拠地のドーム球場用の新しいスタイルに変更した。

新ユニフォームのデザインを担当したのが、大阪生まれのファッションデザイナー、コシノヒロコだった。もともと後援会の副会長を務めるほどのバファローズ・ファンで、すでに1990(平成2)年にチームのスタジアムジャンパーのデザインを手がけていた。

コシノさんはユニフォームをデザインするにあたって、自ら多くのファンに「バファローズって色にたとえると何色だと思いますか」と質問したそうだ。すると、その答えは十人が十人とも赤だったという。やはり、それまでの赤い袖のユニフォームの印象も影響していたのかもしれない。

結果、彼女はビジター用ユニフォームに赤を使ってみようと考えた。ところが、当時の佐々木恭介監督に報告すると、返ってきたのは「社会人野球みたいでイヤだ」という返事だった。

そこで試しに、黒に近いネイビーと赤の二種類のビジター用ユニフォームを作ってみることにした。

すると、赤のユニフォームも思ったほど浮いた感じはなく、最終的には両方ともに採用されるはこびとなった。

結果、大阪ドームを本拠地にして、新しく生まれ変わるバファローズは、ホーム用は白、ビジター用は赤とネイビーの二種類のユニフォームを使うことになる。

当初、二種類のビジター用の使い分けは、ナイターは赤、デーゲームはネイビーを使用する予定だった。しかし実際にシーズンが始まると、使用頻度の偏りを避けるために金曜から月曜の試合がネイビーで、火曜から木曜が赤という具合に曜日で使い分けられるようになる。

写真・原稿・協力/ベースボール・マガジン社