東京ドームでのビジターゲーム、F3連戦の初戦。Bs先発のマウンドには、今季11試合目の登板となる岸田が上がる。岸田は、立ち上がりから安定した投球でF打線を4回まで2安打に抑えるが、5回、先頭打者への与四球と内野安打などで1死1･3塁のピンチを招くと、スクイズを決められ1点を先制される。さらに6回、2死3塁から適時打を許し、中盤までで2点をリードされる。

　一方Bs打線は、F先発八木に中盤まで4安打に抑え込まれるが、8回、7番一輝が左中間へ3号ソロHRを放ち1点を返す。さらに9回、F武田(久)から代打小瀬が左前安打を放つと、4番ローズが左中間スタンドへ13号2ランHRを放ち土壇場で逆転に成功する。

　しかし9回、先発岸田が2死を奪うものの、F小谷野に手痛い一発を浴び同点に追いつかれ、試合はそのまま延長戦へ突入する。

　延長に入ると、Bsリリーフ陣は、10回を加藤、11回を清水、大久保のリレーでF打線の攻撃を凌ぐが、迎えた延長12回、打線が9番鈴木の2BHと三盗で作った1死3塁のチャンスを逸すると、その裏一塁手カブレラの失策で1死2塁のピンチを招く。何とか踏ん張りたい4番手大久保だったが、F田中に適時Hを浴びゲームセット。投打ともに粘りをみせるがあと一歩及ばず、F3連戦の初戦に勝利することはできなかった。

「点を取ってもらったのに、抑えきることができず申し訳ないです。」

「岸田はよく投げたのですが、9回のホームランはコントロールミスでしたね。明日からもとにかくがんばっていくしかないです。」