2020年オープン戦第3戦!!
オープン戦第3戦が札幌ドームにて行われました。
バファローズの先発は開幕ローテーション候補の荒西。荒西は両サイドをていねいに突くピッチングで、三者凡退に抑える最高の立ち上がりを見せる。2回、3回に1点ずつ奪われはしたものの、4回も三者凡退に抑えるなど、4イニングを48球、3安打2失点と試合を作り、開幕ローテーション入りへ向けて猛アピールした。
一方、バファローズ打線は初回、1死1、3塁のチャンスから、4番モヤがライトへタイムリーを放ち鮮やかに先制。そこから1死満塁とチャンスを拡大し、杉本にもタイムリーが飛び出す。2-2の同点に追いつかれた5回には、先頭の宜保が2BHを放ちチャンスメイクすると、ワイルドピッチの間にセカンドから一気にホームを踏む好走塁を見せ、再び勝ち越しに成功。
試合の方は、逆転を許し3-7で敗れはしたものの、この試合、開幕一軍を狙う高卒2年目の宜保が2BHを含む2安打を放ち躍動すると、同じく2年目の中川も2安打を放ち好調をキープ。投手陣では荒西が4回を2失点にまとめ、開幕ローテーション入りへアピールするなど、収穫も多いゲームとなった。
◇西村 徳文 監督
荒西は防げる失点ばかりだっただけに、そういったところをもっと詰めていってほしいですね。田嶋はボール自体はいいんでしょうけど、守備ですよね。ヒットにはなりましたけど、取れるボールもあったし、バント処理もそう。自分で自分を苦しくしてしまっていた。二人とも次の登板ではもっとしっかりとしたものを見せてほしい。打つほうでは宜保が好調を維持してくれていますね。成長を感じますし、おもしろい存在になる可能性がありますよね。これからの結果次第ですけど、開幕のところもチャンスはあります。そこが収穫ですね。
◇荒西 祐大 投手
<先発4回を被安打3、奪三振2、失点2。開幕ローテーション入りへ向けて順調な調整ぶりを見せる。>
「今日は昨年からの反省点でもある下半身の使い方を意識していましたが、1、2回は上手く使うことが出来ず、ボールが走っていませんでした。3回以降、マウンドに合わせた下半身の使い方が出来はじめてからは、球が走り出したと思います。次回登板は最初からできるように修正しないといけないですし、残り少ない実戦登板でチャンスをつかみ取れるようにがんばりたいと思います。」