学生考案「寮めし」お味はいかが?
~帝塚山学院大学生が若手選手の食事メニューを考えました!~
オリックス・バファローズは、帝塚山学院大とのコラボ企画「アグレッシブに個別指導!バファローズ寮めし」を実施しました。この企画は、学生が若手選手向けの食事メニューを考案し、寮で提供するものです。宜保翔選手、西浦颯大選手が8月24日、青濤館で学生が真心込めて作り上げたメニューをおいしそうに平らげました。
地域に密着した取り組みとしてはじまったこの企画は、今年で7年目。人間科学部食物栄養学科3年生32人が5グループに分かれ榊原翼投手、太田椋選手、宜保選手、西浦選手の4人の専用メニューを6月ごろから考えてきました。選手の食の好みや強化したい体の部位、普段の生活スタイルをあらかじめアンケートし、球団の河南こころ管理栄養士の指導の下、作成しました。8月6日に同校で試食会が開かれ、河南栄養士らが全グループのメニューを食べ比べ、寮で提供するメニューを決定しました。
選ばれた宜保選手のメニューはキムチや野菜がたっぷり入った「ピリ辛豚キムチ焼きそば」や、背番号53にちなみゴボウとささみを使った「シャキッと!53ハンバーグ」など5品。増量が望ましい宜保選手向けに、体づくりに重要なたんぱく質を多く含んでおり、“辛党”の嗜好も意識して作られました。
寮での提供時にはデザートを除く4品が登場しました。宜保選手と、同じく増量が望ましい西浦選手は、メインの焼きそばをすすると「おいしい」とにっこり。訪れた学生7人との交流を楽しみながら食事し「試合中に間食する場合おすすめは?」「プロテインの正しい飲み方は?」などと質問していました。
宜保選手の「焼きそばはご飯より箸が進み、たくさん食べられた」との感想に、上野早紀さん(21)は「増量に適した狙い通りのレシピができた」と達成感いっぱいの表情。「プロ野球選手と初めて話して緊張したが、優しい人たちだった。これからも応援します」と笑顔で話しました。
西浦選手は「自分は料理ができないので、すごいと思った。野球と食、それぞれ立場は違うけれどお互い成長できれば」とうれしそうに話していました。
その他4グループのメニューは、28、29日の福岡ソフトバンクホークス戦で、スターダイナーのビュッフェメニューに組み込まれます。
学生が考案したメニューを食べる
宜保選手(左)と西浦選手
学生が考案した宜保選手のメニュー
学生と会話を楽しみながら食事する
宜保選手(中央左)と西浦選手
考案したメニューを並べる学生ら