6月14日の阪神タイガース戦でプロ初のサヨナラタイムリーを放った山中稜真選手。勝負強い打撃で存在感を高めている山中選手に、近藤大亮広報が直撃インタビューしました。
◆整理してから打席へ
――プロ初のサヨナラタイムリー、劇的でした! 今振り返ってみて、あの瞬間どうでしたか?
最高でしたね。本当に良かったです!
――3試合連続マルチ! 好調が続いているけど、自分自身では何が理由だと思いますか?
実は、3試合連続マルチは言われるまで全然気付いていませんでした。
それぐらい一試合一試合切り替えて、必死に戦っています。その結果がついてきたんだと思います。
――チャンスで打席がよく回ってくる印象です。打席に入る前に意識していることは何かありますか?
打席の中で迷わないように、自分のスイングや相手ピッチャーの攻め方をしっかり整理してから入るようにしています。
――サヨナラの後、どんな声をかけられました?
龍馬さん(西川龍馬選手)は「ようやった!」、圭太さん(中川圭太選手)は「全部持ってかれたわ!」と言って祝福してくれました。すごくうれしかったです。
――ウォーターシャワーを浴びて、飛び跳ねて喜んでましたね!
プロに入って一番ぐらいうれしかったです!初めてヒーローインタビューを受けた時と同じぐらいの喜びでした!
――いろんなポジションを守れるし、守備も頑張っていますよね。守備で意識していることは何かありますか?
当たり前のことを当たり前にすることが一番大事かなと思います。
取れるアウトをちゃんと取ることは意識しています。ほんと、基本的なことなんですけどね。
◆しっくりきてる「すぎさんちゅう」
――ヒーローインタビューはもう慣れてきましたか?
最初に比べれば慣れてきましたね。
スタンドのファンの皆さんにも目を向けられるようになってきました。
――杉澤龍選手と一緒のお立ち台でした。どう思っていましたか?
まさか杉澤と一緒にヒーローインタビューができるとは思っていなかったです。
ずっと二軍で一緒にプレーして頑張ってきたので、うれしかったです。印象的な一日になりました。
――インタビュアーから「山中選手へのメッセージをお願いします」と聞かれた時に、「大好きです」と答えてくれていましたね。
たぶん、何言ったらいいのかわからなくて、とっさにそう答えただけだと思いますよ(笑)。
――山中選手も好調の理由を聞かれた時に「杉澤が帰ってきたからだと思います」と答えていました。
はい。やっぱりすごく良い刺激になっていますから。
おかげで一軍で話せる人も増えましたし。大きい存在ですね。
――杉澤と山中、二人で「すぎさんちゅう」って言われていますが、どう思っていますか?
しっくりきてます!
――いいよな!「すぎさんちゅう」!
はい! お互い活躍したいです。グッズも歓迎です(笑)
◆温泉にハマる
――杉澤選手以外だと、誰とよく話しますか?
宜保(宜保翔選手)とか結構話しますね! 同い年なんです。この前も試合終わった後、ご飯に行きました。
――例えば、どんな話をしますか?
いろいろ話しますね。野球の話も、お互いのプライベートの話も。
宜保って多趣味なんですよ。今はレザークラフトにハマっているらしくて、小銭入れを作ったりしているそうです。僕が聞き役に回って、趣味の話をひたすら聞いてます。
――山中選手は何か趣味とかありますか?
ないんですよね…。あ、でも、最近よく温泉に行くようになりました。水風呂も露天風呂も好きですね。
ファームで猛打賞を記録したりホームランを打ったりすると、此花区にある「上方温泉一休」の招待券をいただけるんです。ありがたく活用させてもらっています!
◆野球一家
――お父さんが、高校時代にセンバツで優勝されているそうですね。
はい!愛知県の東邦高校で主将だったそうです。
僕の少年野球の監督でもあるんですけど、すごく厳しい人で。むちゃくちゃ鍛えられました。
――すごいですね。どんな思い出がありますか?
僕、小さい頃すごく泣き虫だったんですよね。父と弟と3人でバッティングセンターによく行ってたんですが、なかなか打てなくて…。ずっと泣きべそをかきながら打っていました。
そのたびに父に叱られていました。
――野球一家なんですね。
はい。今でも年末に帰ったら、朝イチで3人でキャッチボールしたりノックしたりしていますよ。
夜は近くの公園で一緒に素振りすることもあります。
――すごくいい家族ですね! 活躍した時は、お父さんから連絡きたりするんですか?
二軍にいる時、たまにすごく厳しい長文メッセージが来て、しかも全部自分でもそう思える指摘で、ちょっと反発しちゃった時期があったんです。
でも、ヒーローになった時、父から「あの時、ファームでやってたことが実ったな」って連絡が来ました。本当にうれしかったですね。
先日の横浜での試合も、地元だから観に来てくれました。打てて本当に良かったなと思います。
◆去年の自分を超えたい
――今シーズン、達成したい目標は何ですか?
全てにおいて去年の自分を超えたいです。
チームとしてはもちろん、優勝と日本一が目標です。
――ホームランも期待しています。
ありがとうございます! でも、そこは欲張らずにいこうと思います。
まずは、このまま最後まで一軍の戦力として試合に出続けたいです。
――理想とする選手像はありますか?
「こいつに回したら何かおきそうだな」とチームに思われる選手になりたいですね。
投手からは「ランナーがいる時にこいつに回したくないな」って思われたいです。良い意味で、相手投手から嫌われる打者になりたいですね。
――最後に、いつも応援してくださるファンの皆さんへメッセージをお願いします。
いつも熱いご声援ありがとうございます。
まだまだシーズンは続きますが、一戦必勝で、優勝を目指して本当に頑張るので、もっともっと熱いご声援をよろしくお願いします!
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仲間からの刺激、原点にある家族との歩み。すべてを力にして活躍を続ける山中稜真選手でした。着実に成長を続けるスラッガーに、これからもご期待ください。