舞洲といえばバーベキュー!「選手と一緒にBBQ」でファン大喜び「最高の時間」

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「焼けました! 食べてください」。選手たちが丁寧に焼いた肉や野菜を、ファンがほくほく顔でほおばっていく。オリックス・バファローズは、選手とファンがバーベキューを楽しむ「選手と一緒にBBQ」を大阪市此花区のホテル・ロッジ舞洲で実施した。参加したファンから「選手が近すぎてやばい」「贅沢すぎる時間」との喜びの声が上がった大好評企画。当日の様子を覗いてきた。

◆選手の食いつきがいい「お肉」

バーベキューとプロ野球は、実は縁遠いものではない。メジャーリーグの球場にはバーベキューをしながら観戦できるグループ向けシートが存在し、国内球場でもそれに倣う形で続々と取り入れられている。肉や野菜をじっくり焼きながら目の前で繰り広げられる熱戦を追う。一石二鳥の楽しみ方は賑やかな球場の雰囲気にはぴったりで、人気席種の一つとなっているようだ。

そのバーベキューの魅力は試合観戦時にとどまらない。今回「選手と一緒にBBQ」を企画したスタジアム運営グループの岡村義和グループ長はこう語る。「タンパク質の象徴である『お肉』は大好きな選手が多く、交流の機会としても最高の手段だと思っています。『お肉』だけに食いつきが良いですしね。ファンの皆さんにも楽しんでもらえます」
さらに今回のバーベキューを企画したもう一つの理由として立地の魅力を挙げる。「『舞洲といえばバーベキュー』と言ってもいいほど、杉本商事バファローズスタジアム舞洲周辺にはたくさんのバーベキュー場があります。バファローズのファームらしい企画になると思いました」と岡村グループ長は語る。

◆2015年に富田林市で開催

実は、選手とファンによるバーベキューはこれが初めてではない。スタートは2015年の富田林市内での実施にさかのぼる。当時、2軍の拠点である青濤館は神戸市にあり、ファーム公式戦が開催される富田林バファローズスタジアムまではバスで2時間弱と長い移動時間を要した。そのため遠征扱いとしてチームは近くのホテルに宿泊していた。

そこで球団職員たちが企画したのが試合後の夕方の時間を使った『星空のバーベキュー』だった。バーベキューを通した選手とファンの交流は大好評。真夏で想定以上に日が長かったため、翌年は『“夕空”のバーベキュー』に企画名を改めて再び実施した。2軍本拠地移転後の2019年にも舞洲で行った。コロナ禍が明けた今年、満を持して復活させることができた。

写真:バーベキューを前に整列して挨拶する選手たち

◆曽谷投手ら若手9人が参加

11月25日、バーベキュー場に訪れたのは平日のファーム公式戦に15回以上訪れた熱烈なバファローズファン42人。今シーズンファームで活躍した、曽谷龍平投手、齋藤響介投手、佐藤一磨投手、入山海斗投手、内藤鵬選手、池田陵真選手、茶野篤政選手、山中尭之選手、平野大和選手の9人の若手選手が顔をそろえた。

用意されたのは、骨付き鶏もも肉や、牛ロース、ソーセージなどの肉に加え、ズッキーニやコーンなどが入った本格的なバーベキューセット。選手たちは、いつものバットやグローブをトングに持ち替え、おもてなし精神たっぷりで積極的に食材を焼いた。

写真:バーベキューを楽しむ平野選手と茶野選手

◆“連係プレー”も必要

バーベキューには工程が多い。火を起こし、肉を焼き、皿に取り分ける。そのため自然と会話が生まれる。「次、鶏肉いきます?」「野菜はこの辺で焼いときますね」。選手とファンだけでなく、同じテーブルになった初対面のファン同士が打ち解けるのにも時間はそうかからなかった。

時には“連係プレー”も必要。火を調整する際には選手が軍手とトングで網を持ち上げ、その間にファンが火ばさみで炭を動かした。「OK、完了!」「ありがとうございます!」。こんな楽しげなやり取りがあちらこちらで聞こえてきた。

写真:バーベキューを楽しむ齋藤投手と山中選手

◆一味違った表情

高知秋季キャンプでの出来事や、出身地のおすすめスポットなど、それぞれのテーブルで話に花を咲かせた。
愛らしい笑顔で写真撮影に応じる齋藤投手。「焼きおにぎり、むっちゃ似合うんでいっぱい食べてください」とどんどん食事を勧められる内藤選手。それぞれがグラウンドとは一味違った表情でファンのオーダーに応えていた。

特に率先して肉を焼いていたのは曽谷投手。「トングを持つ手が意外とすぐに疲れてしまいました。握力のトレーニングが必要ですね」と上機嫌でジョークを飛ばし「ファンの方から直接応援の言葉をかけてもらえる機会はとても嬉しいです」と笑顔をこぼした。

写真:バーベキューを楽しむ佐藤投手

◆佐藤投手「新鮮で楽しかった」

バーベキューを終え、佐藤投手は「ファンの方々に囲まれてちょっと緊張しちゃいましたが、こういう場は新鮮で楽しかったです」とにっこり。今シーズン30回近くファームに来場したというオリ姫の真田晴奈さん(21)は「選手みんながフレンドリーに話してくれて、試合中とは全然違う可愛いギャップを感じました。おいしいお肉も食べられて最高の1日でした」と満足そうに答えてくれた。

ファンの心も身体も満たされた特別なバーベキュー。岡村グループ長は「いつも応援してくださるファンの皆さんに楽しんでもらえて恩返しができた。やっぱりバーベキューとプロ野球は相性ばっちりでしたね」。目じりを下げて手応えを口にした。(西田光)

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