10月15日、2022 パーソル クライマックスシリーズ パ (CS)の第4戦で球団日本人最速160キロをマークした山崎颯一郎投手に、佐藤達也広報が直撃インタビューしました。
―CSの最終戦で球団日本人最速の160キロを計測しましたね! 振り返っていかがですか?
はい、素直に嬉しいです。自分がやってきたことがスピードという形で結果に出たので。やってきたことが間違ってなかったという証明にもなりますし、それはすごく嬉しいです。
―あの時どんなことを意識して投げていたんですか?
自分の中では、とにかくしっかり抑えようという気持ちで、スピードとかよりもバッター一人一人に集中して投げていました。
―球場がすごくどよめいていましたね。感じていましたか?
感じました! 自分では、あれ?そんな出たかな、ぐらいの感覚だったんですけど。どよめかれるということは、すごいことだなとは思うんで。やっぱり、すごく嬉しかったです。
―山本由伸投手の最速159キロを超えたという点についてはどうですか?
そうですね。とりあえずスピードで勝てたのは、嬉しいですね。勝てる可能性がある部分が唯一そこだったんで。その部分で先に行けたのは、ちょっと嬉しいです。
―ちなみに、抑えてマウンドからベンチに帰ってくる時、両手の甲を見せるようなポーズをしていますよね。あれって何ですか?
サンチン(三戦)って言うんですよ!
―…サンチン?
いや、僕もよくわかっていないんですけど(笑) 空手の技らしくて。
―型みたいな?
はい!守りの型みたいな。それを、アニメでやるシーンがあるんです。以前チームにいた先輩が教えてくださって、僕が引き継いだ感じです。ベンチの前でみんながするんで、しなくちゃいけない雰囲気になっちゃって(笑) でも、やっぱり気持ち入るっす。気合入るんでやっています。
―なるほど、そうだったんですね! 宇田川優希投手だったり山本投手だったり、同世代の活躍が素晴らしいと思うんですが、刺激になっている部分はありますか?
由伸に関しては、それはもう、すごい刺激になりますね。宇田川は同じ中継ぎで投げていて、大体僕より先に投げることが多いんで、それでいいピッチングしてたらやっぱりすごく刺激になります。気合いも入りますよね。
―今年は特に試合の終盤だったり、大事な場面を任されることも増えたと思うんですが、その点についてはどうですか?
素直に嬉しいです。やっぱりそういう場面で使ってもらえることはかなり幸せですし、なんとか気持ちに応えたいっていう思いでいっぱいです。
―昨年の日本シリーズでは先発をしていましたが、日本シリーズってどんな雰囲気なんですか?
僕が投げてる感じで言うと、CSよりかは緊張しないですね。なんというか、お祭りっぽい感じでイベント感があるので、すごく楽しいです。楽しく投げられたイメージがあります。
―今年はたぶん役割は変わると思うんですけど、日本シリーズでも、アドレナリン出そうですか?
バチバチ出ると思います!
―改めて、日本シリーズで投げる場面が来たらどんなピッチングをしたいですか?
任されたイニングをしっかりゼロで抑えて、こっちの流れを引き込むようなピッチングをしますので、応援よろしくお願いします!
球団日本人投手最速記録を打ち出し、自信を深めた山崎颯投手でした。日本シリーズでも快投し、サンチンポーズが飛び出すことに期待しましょう!