ファームの魅力をたっぷりご紹介 杉本商事BSで本拠地開幕戦

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バファローズのファーム本拠地開幕戦が3月21日、杉本商事バファローズスタジアム舞洲(杉本商事BS)で行われました。ファームには一軍とは一味違った楽しさが詰まっており、足しげく通うファンも多くいます。今シーズンからさまざまなイベントも復活するため、わくわく感は膨らむばかり。本拠地開幕戦が行われた杉本商事BSからファームの魅力についてお届けします。

写真:「開門ウェルカム」でファンをお迎えする齋藤響介投手㊨と日高暖己投手㊧

◆選手との距離が近い

ファンにファームの魅力を尋ねると「選手との距離が近い」という答えが多く返ってきます。バックネット裏のスタンドから観る試合は、迫力十分。ブルペンも見渡せるので、リリーフ投手の投球練習までチェックできます。オリ姫歴2年の市木日菜さん(21)も「ネクストバッターズサークルがスタンドのすぐ下にあるので、スイングの音まで聞こえてくるんです。去年、ラオウさん(杉本裕太郎選手)の音が大きくてびっくりしました」と興奮気味に話します。
自作のうちわやネームボードを取り出し、推し選手の応援に力を込めるのは、市木さんによると「舞洲では手を振り返してもらえることが多いから」。物理的な距離だけでなく、心理的な距離も近く感じるそうです。

写真:グラウンドとの距離が近いスタンド

◆選手の成長過程を追える

10年来のバファローズファンで、毎年15試合以上ファームに足を運ぶという今西崇之さん(43)は「京セラで観戦するよりも10倍、20倍楽しいです」と熱く語ります。「杉本裕太郎選手や佐野皓大選手、山﨑颯一郎投手が、ここで喜んだり悔しがったりしながら一生懸命プレーする姿をずっと見てきました。だからこそ京セラで活躍した時のうれしさが何倍にも膨れ上がるんです」。選手たちが一軍で活躍するまでの成長過程を見られることが一番の醍醐味だと言います。

写真:観戦に訪れたオリ姫の二人

◆写真が映える

マイカメラを持参し、選手を撮影していた加藤千尋さん(22)と植嶋日南さん(19)は「京セラより断然ばえます」と撮影スポットとしての利点に注目。天然芝の広々としたグラウンドに目を向けながら「外なので開放感があるし、晴れた日は光があるので撮影しやすい。選手同士のハイタッチとかすごく絵になるんです」と満足気に話し、ベストショットを狙います。

写真:「伊たこ焼」の4種盛り

◆たこ焼きがおいしい

お腹がすいた時にはたこ焼きはいかが。ほっともっとフィールド神戸でのパ・リーグ公式戦でもおなじみの「伊たこ焼」キッチンカーがほぼ毎試合訪れます。「推し選手を追いかけて遠方からのお客さんも少なくないので、大阪名物があると喜んでいただけます」と店長の谷卓洋さん。「特に塩ガーリックはうちならでは。リピーターもしっかりゲットしていますよ!」と自信を持って話します。おすすめは「4種盛り」。塩ガーリック(写真左上)から明太子マヨネーズ、ソース、おろしポンズと、時計回りに一つずつ味わうのが通の食べ方だとか。

写真:サイン会で笑顔を見せる内藤鵬選手

◆多彩なイベント

今シーズンは、楽しいイベントも徐々に再開。開幕戦のこの日は、高卒ルーキーの齋藤響介投手、日高暖己投手が「開門ウェルカム」に駆けつけ、来場者一人一人に手を振ってお迎えしました。
5回裏終了時に行われたのはファーム名物「YMCAダンス大会」。曲のサビに合わせてスタンドが一斉にダンスし、大きな振付を披露したファンにサインボールが贈られました。ファームスタジアムDJとしてスタンドを盛り上げた浜崎剛さんも「3年ぶりのYMCAダンスにはちょっと涙が出そうでした」と再開を心から喜んでいました。
試合後には、内藤鵬選手が抽選で選ばれた40人にサインをプレゼントしました。

写真:ファーム本拠地開幕戦で勝利し、スタンドに向かって挨拶する選手たち

◆アットホーム

球団スタジアム運営グループの岡村義和グループ長は「ここでは、チームもスタッフもファンも、みんな家族だと思っています。選手をみんなで温かく見守って成長を喜び合うのがファームです」とアットホームな場所であることを強調します。さらに「状況を見つつ、これから徐々にイベントを増やしていきたい」と意欲満々に語ります。
グラウンドを走り回る選手を間近で見ることができ、イベント盛りだくさんのファームは、楽しさ無限大。ぜひお越しいただき、バファローズの魅力にどっぷり浸かってください。(西田光)

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