さくさくジューシーなから揚げに大阪産のポン酢をぶっかけ、柚子皮とあおさをトッピング。シンプルでおいしい山崎颯一郎投手のプロデュースメニュー『山崎投手のから揚げポン酢』が今、飛ぶ鳥を落とす勢いで売れています。
本拠地開幕戦初日は、昨シーズンの人気ナンバーワンプロデュースメニューである宮城大弥投手の『神様・仏様・宮城様のタコライス』に3倍以上の販売数差をつけ、トップに躍り出ました。本拠地開幕シリーズ6日間を通しても売り上げは絶好調。大阪シティドーム事業3課の球場グルメ担当、松本幹康さんは「一時は付属のヘルメット容器が在庫切れにならないか心配になるぐらい人気で…。こんな勢いで売れるのは、完全に予想外でした」と喜びながらも驚きを隠せない様子。
なぜここまで売れているのか。京セラドーム大阪3階「球場食堂(たまばしょくどう)」で山崎颯投手のから揚げポン酢を購入したファンに聞き取り調査をしました。
◆吹田の主婦に好印象
まずは、ご夫婦そろってバファローズファンという、大阪府の義若孝司さん(47)と智子さん(43)。「メインの食事にプラスして、9イニングを通して何かつまめるものが欲しかったんですよね」と話し始めます。
数あるおつまみメニューの中から、から揚げポン酢を選んだ理由の一つに挙げるのは、山崎颯投手のキャラクターとしての魅力。「颯一郎君は吹田の主婦としても活動しているし、野球以外のことでも一生懸命。すごく好印象ですし、応援したくなりますよね」。基本的には食べたいものを選ぶそうですが、二択、三択でメニューに悩んだ時に、選手の人柄や個性に後押しされると言います。
◆さっぱりした味付けが魅力
友人を連れて観戦に訪れたオリ姫の松田菜美さん(35)は「ガッツリ系の丼ものよりも、手ごろで食べやすいなと思いました。おつまみにちょうどいいです」。一推し選手の山本由伸投手のプロデュースメニュー『山本投手のロービーおろしガーリック丼』と悩んだそうですが、ポン酢風味の爽やかな味付けに惹かれて、二番目の推し選手である山崎颯投手のから揚げポン酢をチョイスしたそうです。
女子大生のオリ姫、江原花梨さん(18)は、口にするのはこの日が2回目。初めて買った本拠地開幕戦では長蛇の列に並んで購入したそうですが「並んだ甲斐がありました。さっぱりしていて食べやすくてとてもおいしかったです」。さらに山崎颯投手推しであることを明かし「むっちゃ格好いいです。筋肉もすごいですし!」とはにかみます。選手へのときめきにも後押しされていました。
◆そうちゃん大好き!
なにわ男子の藤原丈一郎さんをきっかけにバファローズの虜になったという、オリ姫の田平菜那さん(22)は「そうちゃん大好きだし、おいしそうだから買いました」とにっこり。ヘルメット容器は、藤原丈一郎さんの「ちびぬい」にぴったりなサイズなため、お気に入りだそう。
オリメン投票でももちろん山崎颯投手に投票。「正直、大丈夫だと思っていましたが、山本由伸投手も人気なので無事1位がわかった時はほっとしました。プロデュースメニューまで売れているのはすごい!さすがですね!」と推し選手の人気に大喜びの様子でした。
◆販売期間を延長
購入者は女性がほとんど。山崎颯投手の人気の高さに加え、ポン酢を使ったさっぱりとした味付けが功を奏したようです。
松本さんは、山崎颯投手ブームに圧倒されながらも「プロデュースメニューは、凝ったりひねったりしたメニューが多い中、今回のシンプルなメニューは、味の想像もしやすくて選びやすかったという理由もあるかもしれませんね」と分析。当初の予定では4月末で販売終了予定でしたが5月以降も継続して販売することを決めたそうです。
◆1位をキープしたい
山崎颯投手も思わぬ好評ぶりに「宮城のタコライスが人気と聞いていたんで、びっくりしています」と驚いた様子。から揚げポン酢“続投”の決定に「オリメン投票に続いて、この調子で自信作のプロデュースメニューでも1位をキープできるように頑張りたいです」と野心をのぞかせます。
最後に「胃もたれしない程度に、ぜひたくさん買って食べてもらえると嬉しいです!皆さんの期待に応えられるよう頑張りますので、から揚げパワーでアゲアゲの応援をよろしくお願いします!」とアピールしました。
京セラドーム大阪にお越しの際は、ぜひ『山崎投手のから揚げポン酢』をご賞味いただき、熱い声援をよろしくお願いします。(西田光)