選手と同じごはんを食べよう! Fan-Festaで「出張!選手食堂」 人気メニュー5品が登場

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 さっぱり味のつけダレとのど越しの良い中太麺がマッチする「ざるラーメン」、甘い牛モツにピリリとした辛みが冴える「甘辛もつカレー」、香ばしい牛カルビの香りが食欲を刺激する「牛カルビ炒飯」。どれも選手たちが京セラドーム大阪内の選手サロンで試合前に食べる人気メニューだ。11月24日開催の「Bs Fan-Festa 2025 supported by 17LIVE」では「出張!選手食堂」と銘打ち、特に人気の高いメニュー5品を販売する。この企画のために準備を重ねてきたのは、大阪シティドーム商業課の仲雅光さんと、選手食堂の責任者を務めるロイヤルコントラクトサービスの森川陽雄店長。二人とも「普段選手が食べているおいしいメニューを味わっていただける貴重な機会です」と自信を持って話す。現場の選手食堂を、少しだけのぞいてみた。

写真:大皿に盛られた料理
写真:大皿に盛りつけられた料理を取る選手
写真:軽食として用意されているおにぎりも様々な種類が並ぶ

◆食欲旺盛の選手たち「作りがいがあります」

 公式戦開催日の選手食堂。そこでは、軽食などの細かいメニューを含めておよそ40種類が用意されている。丼もの・麺類は日替わりで、厨房にオーダーするとできたてを提供してもらえる。大皿料理も常時10種類ほどが並び、選手たちは丼や麺に加えて色とりどりの総菜にも手を伸ばしていく。
 「球団の方からは『選手に楽しく食べてもらえるのが一番』と伺っています。お任せいただいている分、種類や食べやすさ、満足感にこだわっています」。森川店長は話す。

 ボリュームのあるメニューが並ぶ一方で、栄養面への配慮もなされている。脂質を抑えたい選手向けに、焼き魚や蒸した鶏肉など、油を使わないノンオイルメニューが必ず一品並ぶ。

 食欲旺盛なバファローズの選手たち。シーズン最終戦、特別にステーキを用意したところ、約1.25キロの大皿は、最初に訪れた4人の選手がきれいにたいらげてしまった。「もちろんたっぷりご用意していたので大丈夫でした。なるべく多くの選手に食べていただけるように小出しにして工夫しています」。笑顔を見せる森川店長は「皆さん本当によく食べてくださるので、作りがいがありますね」と続ける。

◆ガッツリ系メニューのエース格

 そんな選手食堂でトップクラスの人気メニューが、牛カルビが乗った丼ぶり。他の丼ものに比べると倍以上のオーダーが入るという。今回の「出張!選手食堂」では、数ある丼ぶりメニューの中から「牛カルビ炒飯」を販売する。

 森川店長と共に販売メニューを吟味した大阪シティドームの仲さんは「牛カルビ炒飯はガッツリ系メニューのエース格。『選手食堂』らしさを出せると思って採用しました」と話す。

 コクのある旨味と卵の甘味がふわりと広がるチャーハン。約2キロを大皿に盛って提供してもあっという間になくなり、多い日には3回にわたっておかわりを作るそうだ。濃いめのタレを絡ませた牛カルビと組み合わせれば、食べ応え抜群の一品となる。

◆今シーズン、選手食堂デビュー

 今シーズン、選手食堂に“デビュー”し、存在感を放ったのが「甘辛もつカレー」。もともとはバルコニー席付き特別観覧室「ビスタルーム」専用の特別メニューだったが、選手食堂で提供してみたところ「カレーの中ではダントツ」(森川店長)という人気メニューに上り詰めた。

 少し辛みをきかせたルーに、脂っぽくなりすぎないように仕上げた牛モツを合わせているのが特徴。「詳しくは企業秘密ですが、コクを出すための隠し味も加えています」と森川店長。自身も「まかないにできる時は、必ず食べています」と口にするほどの一品だ。

写真:「食堂カメラ」でざるラーメンを食べる川瀬堅斗投手㊧と博志投手㊨

◆「マジでうまい」ざるラーメン

 麺類では、「ざるラーメン」と「まぜそば」が選手の定番。球団公式エンタメ動画配信サービス「BPB DX」の「食堂カメラ」でも登場機会が多い。
 「京セラ、ご飯美味しいんだよなぁ」「マジでうまい。本当にうまい」。そうやり取りする川瀬堅斗投手と博志投手の二人がすすっていたのは、まさに「ざるラーメン」。人気ぶりを物語っている。

 選手食堂では、麺とタレのみを提供し、選手が好みのトッピングを選ぶスタイルだが、「Fan-Festa 2025」当日は、特別に「全部乗せ」で販売する。シャキシャキした食感のもやしに、しっかりとした歯ごたえのメンマ、さらに、味玉、焼き豚、ネギの計5種類がトッピングされる。
 食欲が落ちがちな夏場でも食べやすいメニューだという。「老若男女問わず気に入っていただけると思います」。仲さんも森川店長も太鼓判を押す。

写真:「出張!選手食堂」のメニューについて話し合う森川店長㊧と仲さん㊨

◆より特別感ある1日に

 「出張!選手食堂」では、「鶏の唐揚げ」も加えた計5品を販売する。これらのメニューはその日の選手食堂でも提供する予定だという。「選手たちもこのメニューを食べて、ファンの皆さんをお迎えする準備をしてくれます。選手と同じ場所で、同じ日に、同じごはんを味わっていただき、より特別感ある1日にしていただければ」。二人とも期待を込めた。

 選手たちの胃袋を掴んだ特別なメニュー。「Fan-Festa 2025」で口にすれば、あなたの胃袋にもきっとヒットするはずだ。(西田光)

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