
バファローズ☆ポンタの“誕生”から10年。これまでの歩みと共に、その魅力を余すところなく楽しめる7日間限定のカフェ「バファローズ☆ポンタカフェ~涙と笑顔の10年目劇場~」が4月14日、大阪・茶屋町でオープンしました。プロデュースしたのは、バファローズのスポンサーであり、バファローズ☆ポンタを展開する株式会社ロイヤリティ マーケティング。同社で今回のカフェ企画のプロジェクトリーダーを務めた奥山珠里さんに、こだわりの数々をお聞きしました。

◆10年目を喜び合いたい
カフェの開催は2022年秋以来、約2年半ぶり。開催の理由について奥山さんは「ファンの皆さんと共に、10年目の節目を喜び合い、お祝いできる場をつくりたかったんです」と語ります。
今回のカフェのコンセプトは“これまでの光と闇の歴史”。「成績が低迷していたころの悔しさも、優勝した時の喜びも、全部バファローズ☆ポンタは見てきました。どちらも欠かすことのできない大切な思い出としてこのカフェに詰め込みました」と奥山さんは話します。これまでのさまざまなシーンを振り返るイラストが、カフェのいたるところに散りばめられています。



◆反響の大きかったイラストがたっぷり
約半年の準備期間を経て完成したカフェは、見どころたっぷり。
カラフルな配色で目を引く外観は、向かって右手は「光」、左手は「闇」を表現しています。「SNSで反響が大きかったイラストを中心に切り抜いてデザインしました。どれも選び抜かれた“精鋭たち”です」と奥山さん。
店内に入ると、ビッグサイズのバファ☆ポンぬいぐるみがお出迎えしてくれます。すぐ近くのテーブルには「んほー!!」「おりほー!!」の吹き出しをはじめとした撮影用アイテムも。いずれも手作りだそうです。



◆「おりほー」を探そう!
店内の壁にはバファ☆ポンのオールスターたちが描かれています。その背景には「やったる」の文字が敷き詰められていますが、実はこの中に一カ所だけ「おりほー」が紛れているそうです。「メニューをお待ちの時間などに、ぜひ探してみてください」と奥山さんは微笑みます。
カフェ内のモニターにも、過去のSNS投稿のイラストが映し出されます。京セラドーム大阪で開催される公式戦も放映予定。4月15日(火)~17日(木)は埼玉西武ライオンズ戦、18日(金)~20日(日)は北海道日本ハムファイターズ戦が行われます。音声は出ませんが、落ち着いた空間でゆったりと観戦することができます。

◆対照的なケーキ
「光」と「闇」のコンセプトは外観・内観のみならず、メニューにまで表現されています。「光輝く栄光のチーズケーキ」と「ツライ・デ・ショコラ」の二つは対照的なケーキ。
チーズケーキの上には、目を輝かせて喜ぶバファ☆ポンがダイブ。SNSで応援1000試合を達成した際の胴上げシーンを切り取っています。
一方、ガトーショコラの上には、放心状態のバファ☆ポンが。大敗を喫した時の投稿が元になっています。
奥山さんは「ほろ苦い思い出も、甘美な記憶も、全ておいしく味わっていただければ」と笑顔を見せます。


◆自信作の「バファ☆ポンパン」
今回のカフェの開催場所である、お野菜ダイニング&カフェ「SOLVIVA梅田」は、自家製パンが人気メニューの一つ。「試行錯誤を繰り返して生まれました」と奥山さんが話すのは、バファ☆ポンの顔を模したあんぱん「バファ☆ポンパン」。パンが膨らんだ時の輪郭や、目と鼻の配置のバランスが難しく、ぎりぎりまで調整を重ねたそうです。「見た目も可愛く、とてもおいしいあんぱんです。ぜひ食べていただきたい自信作です」と奥山さんは話します。
「華麗(カレー)に勝つ!バファ☆ポンポジポジカレー」には、ポンタの飼い犬「デコポン」と弟の「ばぶポンタ」がカレールーの上にトッピングされています。このほか、「ホットひといき コーヒー裸ッテ」や「高めの球(ハイボール)」など遊び心あふれるメニューがたっぷりそろっています。

◆バファ☆ポン熱烈ファンも
初日のカフェには、メニューのそばにぬいぐるみを並べて写真撮影するファンや、ユニフォーム姿でケーキをほおばるご夫婦など、それぞれが思い思いの時間を過ごしていました。
中には、「有休使ってきたよ!」という熱烈なファンも。神奈川県から訪れた井上恵利子さん(37)は「外装も店内もメニューもこだわりがすごくて全てが可愛い。本当に来て良かったです」とにっこり。愛知県からお越しの小久保美穂さん(37)は「バファ☆ポンは私たちファンとこれまでずっと一緒に応援してきた大切な存在。モニターに映る懐かしい投稿を見て、10年の時の流れをしみじみ感じました」と満足そうに話してくれました。

◆平日、空きがあります!
奥山さんは「バファ☆ポンの世界にどっぷり浸かっていただける特別なカフェです。お友達やご家族と一緒に節目の年を楽しくお祝いしていただけると嬉しいです。もちろん、リピーターも大歓迎です」と笑顔で話しました。
カフェは20日(日)までの開催。平日はまだまだ空きがあるそうです。大阪の中心街「梅田」から徒歩圏内にあるので、京セラドーム大阪に向かう前に立ち寄るのもおすすめです。
10年分の涙と笑顔をぎゅっと詰め込んだ、バファ☆ポン一色の空間。愛すべきバファ☆ポンに会いに行きませんか?(西田光)