
4月29日の千葉ロッテマリーンズ戦で初のサヨナラヒットを決めたルーキーの麦谷祐介選手に佐藤達也広報が直撃インタビューしました。

◆絶対自分で決める
――初のサヨナラヒット、おめでとうございます! ナイスバッティングでした!
ありがとうございます!!
――打席に立つとき、どんなことを意識していましたか?
内野が前に来てたので、とにかく打って(打球を)前に飛ばすことだけを考えていました。『絶対自分で決めたろう』って気持ちが強かったです。
――打球が抜けた瞬間、どんな気持ちでした?
『うわー!チーム勝ったー!』っていうのが一番でしたね。
――ウォーターシャワーを浴びてみて、どうでした?
人生で初めてだったんで、『あー、こんな感じなんだなー!』って思ってました。
――その後、周囲の反応で印象的だった言葉や出来事は何かありましたか?
最後の打席、2球目を空振りした時、実は自分の中で三振がよぎってたんです。龍馬さん(西川龍馬選手)に「お前、三振すると思ったー!」て言われちゃいました(笑)。「よくやった!」とも言ってもらえてうれしかったです。
――ヒーローインタビュー、すごく堂々としているように見えました。いかがでした?
満員御礼の試合だったので、たくさんのファンと喜びを分かち合えて本当に良かったなと思います。
――緊張する選手も多いんですが、どうでした?
いや、緊張しなかったです!(笑)
――おー!すごい!じゃあ初のお立ち台、楽しめました?
はい!楽しめました!
――よかったです。記念のボールはどうする予定ですか?
一旦寮に置いていたんですが、仙台に行った時に親に渡したいなと思っています。

◆もっとアグレッシブに
――開幕からずっと1軍に帯同していますね。この1カ月を振り返っていかがですか?
一軍でやらせてもらえてることが、まず本当に光栄です。たくさん経験を積みながら、いろんな先輩方の背中を見ながら、先輩たちに近づけるように、もっとやっていけたらなと思ってます。
――手応えを感じている部分は何かありますか?
うーん、あんまりないですね。まだまだです。もっと貪欲に、結果に執着してやっていきたいと思ってます。
――今、特に刺激を受けている選手はいますか?
やっぱり同世代の選手ですね。ロッテの西川史礁選手、楽天の宗山塁選手、西武の渡部聖弥選手。1軍で活躍している同い年の選手の存在はすごく刺激になっています。
――岸田監督が「いつも前向きに、引くことなく勝負する子」と麦谷選手を評価していました。その言葉を受けてどう思いますか?
「ルーキーらしく、小さくならずに思い切りやっていけよ!」というのはいつも言われていて、その言葉が自分にとっての原動力になっています。自分の持ち味であるアグレッシブさはもっと意識して出していきたいと思っています。

◆スポーツ三昧の少年時代
――「オリっこデー」ということもあって、たくさんの子どもたちが応援してくれていましたね。麦谷選手は小学生の頃、どんな子どもだったんですか?
ゲームとかに一切触れてきませんでした。とにかく外で遊んでました。サッカーボール蹴ったり、野球のボール投げたり、本当にスポーツを永遠にしていました。
――小学生の頃から色々スポーツをしていたんですね。
はい。野球と、サッカーと、陸上をやっていました。
――当時の将来の夢は何だったんですか?
最初はサッカー選手でした。でも、三つやった中で野球が一番楽しかったし、一番難しかったんです。『うまくなりたい!』という気持ちで野球を選びました。
――今、当時の小学生だった自分にアドバイスするとしたら、どんな言葉をかけますか?
『飯食え!』ですね。すごく大事なので。まじで『飯食え!』って言いたいです!(笑)

◆イケメンが多い球団
――「パーフェクトガイド2025」に掲載されたアンケートで「バファローズの一番好きなところは?」の質問に、なんて答えたか覚えてますか?
はい!「イケメンが多い」って書きましたね(笑)。
――なんでその答えにしましたか?
他の球団もたくさんイケメンがいますけど、なんか本当にバファローズにはすごく集まってるなぁ、と。カッコいい人が多いと思ってずっと見てたんで。それが一番印象的だったんです!
――麦谷選手が「この人カッコいいな」と思う選手はいますか?
えー! ムズい質問ですね! 大志さん(廣岡大志選手)とか、颯一郎さん(山﨑颯一郎投手)とかはやっぱりそうですよね。龍馬さんもカッコいい。周平さん(福田周平選手)もですね!
――毎年「オリメン投票」が盛り上がってます。来年はランクインを狙いたい思いはありますか?
うーん、入れるんだったら入りたいですけど…、まずは野球で結果を出したいと思います!
――あと、アンケートによると「ラッキーカラー」は銀色なんですね。
はい!白とか銀とかモノトーン系のシンプルな色が好きなんですよ。大学時代に使ってたエルボーガード、フットガード、バッティング手袋も銀色でした。

◆紅林選手と約束した目標
――最初に掲げていた目標の「開幕1軍」は達成しました。今はどんなことを見据えていますか?
まずは「一軍定着」を目標にしています。将来的にはチームの中心になるような選手に成長していきたいと強く思っています。
――今年、これだけは達成しておきたいみたいな数字的な目標とかはあります?
ヒット50本です! 紅林さん(紅林弘太郎選手)と約束してるんです。達成したら『ちょっとご褒美やね!』って。50本はしっかり達成したいと思います。
――最後にファンへのメッセージをお願いします。
ルーキーらしくアグレッシブにチームの勝利に貢献します。これからも応援よろしくお願いします!
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初のサヨナラヒットにお立ち台。堂々たるデビュー月間を駆け抜けた麦谷祐介選手でした。果敢に勝負に挑む姿勢とあふれるエネルギーで、これからのチームをもっと熱くしてくれそうです!