「見える景色が変わった」1年
サブリーダー二人が語るBsGravity 2年目にかける覚悟

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 昨シーズン、球界初の男女混成パフォーマンスグループとしてスタートを切ったBsGravity。ミニライブは毎回大盛況、女性ファンも急増するなど着実にファンの心をつかんでいます。2年目のシーズンを迎え、新たにサブリーダーに就任したSAAYAさんとRYUTOさんに、これまでの歩みとこれからについて話を聞きました。

◆肌で感じたファンの「変化」

――2023年からBsGirlsのメンバーとして活躍してきたSAAYAさんにとって、BsGravityとしてスタートした1年をどう感じてきましたか?

SAAYA 本当にガラッと変化した1年でした。特にパフォーマンス面は明らかに変わったと感じています。男性にしか出せない力強さ、女性にしか出せないセクシーさがあることを実感しました。曲の中で男性パート、女性パートに分かれるなど、今までになかったダンスの構成もできるようになりました。パフォーマンスの幅が広がり、すごくパワーアップできたと思います。

――ライブ中のファンの皆さんを見て、何か感じることはありましたか?

SAAYA BsGravityになって、明らかに女性ファンが増えました。ミニライブやワンマンライブでステージから見える景色が明らかに違うんです。女性ファンの皆さんは、手作りのパネルやボードを掲げてくださることが多く、カラフルで目立つんですよね。そういう光景が昨シーズン、1年を通してどんどん増えていったことにびっくりしました。

――「ミニライブ」にいらっしゃる女性ファンの数は、1年で約10倍にまで増えたようです。

SAAYA たしかに実感はありましたが、そんなに増えていたんですね! サイン会にも女性ファンがたくさん足を運んでくださるようになりました。「どこのコスメを使っているの?」など、女性ならではの質問をいただくことも増えました。近い目線で言葉を交わせますし、ありがたい存在です。男女関係なく、ファンが増えるのは本当に嬉しいことですね。

――男性ファンも増えています。昨シーズン最後のワンマンライブ「BsGravity FINAL LIVE 2024 ~GLOW~」では、男性の申込者数が前年と比べて2割も増えていたようです。

SAAYA すごく嬉しいです。BsGravityになってグループとしてパワーアップしたことが、男女問わずたくさんの人に届いているのだと思います。

RYUTO 本当にありがたいですね。BsGirlsをきっかけに僕たちBsGuysを応援してくれるようになったファンもたくさんいらっしゃいますし、その逆のパターンもあるのだと思います。BsGuysとBsGirlsでうまく相乗効果を生んで、BsGravityとしてのファンを増やせているとしたら、すごく良い形ですよね。グループとしての可能性と伸びしろもまだまだ感じています。

◆2年目のお披露目で聞こえた「大きな歓声」

――RYUTOさんは、BsGravityとしてのスタートを振り返っていかがでしたか?

RYUTO 最初はプレッシャーがえぐかったです。すごく感じていましたし、色んなご意見についても共感する部分もありました。でも、その状況から、僕たちの存在価値を皆さんにどう伝えられるかが大事だと思っていました。「パフォーマンスで魅せたい」とずっと思っていました。最初の内はBsGirlsのメンバーたちに遠慮しちゃいがちな部分もあったのですが、すぐにその悩みも消えました。

――なぜ悩まなくなりましたか?

RYUTO BsGirlsのメンバーたちが僕たちを受け入れてくれたことが一番大きかったです。本当に救いでした。パフォーマンスの動き一つとっても「それいいやん!」と僕たちの意見をたくさん聞いてくれて、取り入れてくれて。

SAAYA より良いパフォーマンスをするために、どんどん良いところを取り入れようという思いはBsGirlsのメンバー皆が持っていました。実際、「ここは絶対に男性が前に出るとカッコいい!」と感じるシーンもたくさんあったんですよね。

――1年を通してパフォーマンスする中で、ファンの皆さんの変化は感じましたか?

RYUTO もちろんです。昨シーズンの最初の方は、僕のタオルなんて一切なかったんです。でも、今は探せばちゃんと見つかります。ファンの方が受け入れてくださって、今の僕らがあります。
お披露目の時って、オープニングで一人ずつメンバーの名前が呼ばれるんです。初めてファンの皆さんの前に立った去年のお披露目で、僕はBsGuysの中では最初に名前が呼ばれたんですが…。先に呼ばれたBsGirlsのメンバーと歓声の大きさがもう全然違って…。あ、こんなに差があるんだなって、現実を目の当たりにした瞬間でした。

SAAYA 今年のお披露目の時は全然違ったよね!RYUTOの名前が呼ばれた瞬間、すごく大きな歓声が。

RYUTO そう!1年間頑張ってきて、本当に良かったなって思った瞬間でした。今シーズンの新しいメンバーの3人には「RYUTOさんとIBUKIさんの二人のおかげで今僕たちが活動できています」って言ってもらって…。もう、ほんと、泣きそうになりました。

◆「居場所をつくってくれた」ファンのために

――RYUTOさんは、なぜBsGravityのメンバーになろうと思いましたか?

RYUTO 僕は新体操を10年以上やっていてインターハイなどの大きな大会にも出場していました。その中で、応援のすごさとありがたさはずっと感じていたんです。それに、小さい頃からお芝居をやっていて、歌もダンスも大好きでした。BsGravityでは、自分が応援する立場になって、歌とダンスに関われる。「これや!」と思いましたね。

――BsGravityのメンバーとして、今どういう思いを持って活動していますか?

RYUTO 去年1年を通して、すごく成長はできたんですが、自分の中でたくさんの課題が浮き彫りになりました。歌もダンスもまだまだ足りなかったんだと自覚しましたし、もっと自分の中に引き出せるスキルがあるはず、と思ったんです。覚悟を持って今頑張っているつもりです。それに、僕の居場所をつくってくれたファンの皆さんの期待に応えたいという思いも強いです。

――「居場所をつくってくれた」というのは、どんな時に感じましたか?

RYUTO 小柄なところは僕の短所だとずっと思っていたんですが、ファンの皆さんがそれも含めて受け入れてくれたんです。「逆に小柄なところが魅力だよね」とか、そんな言葉をいただく中で、次第にあまり取り繕わず、堂々と皆さんの前に立てるようになっていきました。アクロバットの披露も、ファンの皆さんからの反響が大きくて手応えがありました。BsGuysの皆の居場所を広げるきっかけになるなら、自分にできることはなんでも挑戦していきたいです。

――SAAYAさんは今シーズンどんな気持ちで挑んでいますか?

SAAYA 初めてサブリーダーを任せていただくことになったので、新たな気持ちで頑張りたいと思っています。任せていただいた以上は全力でやり切りたいです。心機一転で頑張ろうと思って、入った当初からずっと金髪だったのですが、思いきって髪色をオレンジに変えました。

――サブリーダーとしてはどんなことを意識していますか?

SAAYA 本番のステージで全員が一つになれるように、リハーサルや練習の時からなるべく良い空気感で明るくやりたいと思っています。まだまだ目の行き届かない部分があるかもしれませんが、リーダーのNUIさんを支えられるように、私たちサブリーダーができることがあればなんでもやりたいと思っています。

◆個性あふれる2年目のBsGravity

――今シーズンのBsGravityをどんなグループにしていきたいですか?

SAAYA 去年を超えられるグループにしたいです。1年目、良い終わり方はできたけど、そこを超えていかないとファンの皆さんにも飽きられてしまいます。「I AM STRONG」の楽曲通り、自信を持った力強いパフォーマンスをお届けして、どんどん上を目指していきます。

RYUTO 同じ意見です。加えて、14人の14色がはっきり見えるグループにしていきたい。一人一人が自分自身としっかり向き合うだけでなく、お互いに意見を出し合って、魅力をもっと引き出し合いたい。個人の個性は見えるけど、パフォーマンスをした時に一つのグループとしてバチっと決められるのが理想です。他球団ファンにも“アーティスト”として好きになってもらえるグループになりたいです。

――ファンの皆さんにあらためて、メッセージをお願いします。

SAAYA 王者奪還を目指すバファローズを応援できる、特別なシーズンになります。ライト演出も始まってよりパワーアップした一体感のある応援ができるようになりました。球場で喜びを分かち合って、素敵な思い出を作りましょう!

RYUTO いかなるときも常熱を胸に!「Bassion」!心が燃えているからこそ、良いパフォーマンスができます。選手の皆さんにも、僕たちのパフォーマンスで心の炎を燃やしていただき、熱々のプレーをしていただけるとうれしいです。

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新たな決意とともに2年目のシーズンを歩むSAAYAさんとRYUTOさんでした。それぞれの想いを胸に進化を続けるBsGravityにご注目ください。

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