カープ戦を２連勝し勢いに乗るＢｓ。今日から敵地・甲子園に乗り込み、セ・リーグ首位を走るタイガースとの２連戦に挑む。前回対戦は１勝１敗の五分。何としても連勝を勝ち取り、２００８年の"関西対決"を制したいところだ！！
　
　今日の先発マウンドには、ここまで近藤（５勝４敗）とともにチームトップの５勝（１敗）を挙げ、先発ローテーションを引っ張る山本が上がる。その立ち上がり、先頭赤星を三振に切って取るも、続く関本を内野守備の失策で出塁を許すと、続く新井に左前打を許し１死１・３塁とピンチを迎える。何とか無失点で切り抜けリズムを掴みたいところだったが、４番金本に追い込みながらも右犠飛を許し先制点を奪われてしまう。さらに、４回の先頭打者新井に、初球のストレートを狙い打たれ、左翼席へソロＨＲを浴び２点目を失ってしまう。

　一方、序盤から追う展開となった打線は、Ｔ先発アッチソンに対し、４回まで村松の右前打１本に抑えられる。しかし、５回の先頭打者北川が、カウント２－１からの高目浮いたストレートを叩くと、打球は甲子園特有の浜風に乗って左翼席に飛び込む４号ソロＨＲとなり、まずは１点を返す！さらに６回、疲れの見え始めたアッチソンに対し、１死から村松の四球とカブレラの右翼線を破る２ＢＨで２・３塁とチャンスを広げると、ここにきてエンジン全開の４番ローズが中前へ２点タイムリーを放ち３対２と逆転に成功する！

　逆転してくれた打線に何とか応えたい山本だったが、直後の６回裏、新井の２ＢＨと金本と右飛で１死３塁のピンチを迎える。何としても無失点で切り抜けたいところだったが、続くフォードに左犠飛を許し試合は３対３の振り出しに戻る。結局、先発の山本は、６回を投げ３失点（自責２）で降板となる。すると、中継ぎ投手陣の踏ん張りに期待がかかった終盤７回、２番手本柳がＴ打線につかまり、赤星の中前適時打で４対３と勝ち越しを許してしまう。
　
　再び１点を追う展開を強いられた打線は、Ｔ２番手の渡辺に対し、７回に２死満塁と絶好のチャンスを作るが、４番ローズが空振りの三振に切って取られ、なかなかＴ投手陣を打ち崩すことができない。すると、８回にも２死３塁のチャンスをモノにすることができなかったＢｓは、一矢を報いたい最終回の攻撃も、Ｔ守護神藤川の前に３者凡退に打ち取られ、１点を争う接戦を制することができなかった。

　連勝が２で止まり、タイガース戦（交流戦）１勝２敗と負けが先行してしまったＢｓだが、明日の試合を何とかモノにして、２勝２敗の五分に持ち込みたい。そして、１つ１つ勝利を積み重ね、上位浮上を目指していきたいところだ！！

「惜しかったね。特に８回の大引の当たりは本当に惜しかった。負けはしたが後一本出れば、というところまで粘れるようになってきた。」