敵地ヤフードームでのH2連戦初戦。連勝を狙うBs。先制点が欲しい打線は中盤4回、2番坂口の左前打などで2死1･3塁のチャンスを迎えると、1塁走者浜中の盗塁の間に3塁走者坂口が、相手の隙をつき本走を決め先制点を奪う。さらに続く5回には、先頭の左腕キラー6番下山が、H先発大隣から左翼席へ8号ソロを放ち追加点を挙げる！
一方先発のマウンドには、8月ここまで3連勝中の好調小松が上がる。小松は、序盤から走者を出しながらも、粘り強い投球で4回までH打線に得点を与えない。しかし、中盤で2点のリードをもらいリズムに乗りたいところだったが、5回2死からH松中に安打を許すと、続くH4番小久保には中越本塁打を浴び同点に追いつかれてしまう。さらに6回、何とか踏ん張りをみせたい小松だったが、1死から安打と2つの四球を与えてしまい、満塁のピンチを招いたところでリリーフ陣にマウンドを託す結果となる。
　Bsリリーフ陣は、1死満塁の場面で2番手清水がH本多を空振りの三振、続く代打本間を3番手香月が二ゴロに打ち取り、大きなピンチを無失点で凌ぐ！さらに3番手香月は、6回途中から8回まで1安打無失点の好投！試合の流れを引き寄せる。
すると打線は9回、1死からカブレラ、ローズの連打で1･3塁のチャンスを作ると、途中出場のルーキー小瀬がスクイズを決め決勝点を挙げる！
　最終回は、Bsの守護神加藤(大)が登板。自身も“最近スッキリいかない投球が続いていた”と振り返ったが、この日は安定した投球でH打線を三者凡退に打ち取りゲームセット。
　少ないチャンスをモノにし、投手陣の踏ん張りでH2連戦の初戦に勝利したBs。これでチームは2連勝！加藤(大)は、球団新記録となる28セーブ目を挙げた！

「最近スッキリいかない投球が続いていましたが、今日は危なげない投球ができたと思います。前回セーブをあげた時に28セーブが球団新記録だという事を聞いていましたが、小瀬がスクイズを決めて１点リードした時点で完全に忘れていました。今はチームがクライマックス進出に向け必死で戦っているところなので、２位のソフトバンクに勝つことができて良かったです。自分の記録というよりもチームが勝てたことが本当に大きいです。今日はチームの勝ち頭の小松が先発なので、自分が投げることがあると思って最初からスイッチが入っていました。今はパリーグが混戦で緊迫するゲームが多いいですが、上位に食い込みプレーオフに進出できるようがんばります！」

「決勝点を挙げた場面は、ローズの中前打でカブレラが３塁までよく走ってくれました。最後は大輔(加藤)がいるので何としても１点を取りたかったので、スクイズのサインを出しました。難しいボールを小瀬が上手く決めてくれたね。それと、香月の好投も大きかったね。」