M3連戦の2戦目。先発のマウンドには、二軍で調整を重ね、5月23日以来の一軍マウンドとなった小松が上がる。小松は初回、2つの与四球と自らの失策で無死満塁のピンチを招くと、適時打を許し1点を先制される。

　1点を追うBs打線は、2回1死から5番北川が右前安打を放つと、続く6番大村が左中間を深々と破る適時2BHを放ち同点に追いつく。

　中盤以降、試合の流れを引き寄せたい先発の小松は、4回2死1･3塁から適時打を浴び勝ち越しを許すが、5回以降8回まで持ち前の気迫のこもった投球でM打線を1安打に抑える力投をみせる。

　すると打線は8回、4番カブレラが右前安打を放つと、再び大村が、今度は左線適時2BHを放ち同点に追いつく。さらに7番一輝の右前安打で2死1･3塁のチャンスを作ると、途中出場の8番鈴木の内野安打で勝ち越しに成功する！

　迎えた9回、小松は1死から2BHを許し1打同点のピンチを招くが、ピンチになればなるほど燃えるのが男小松。後続を全く寄せつけずゲームセット！これでチームは2連勝。今季苦しみ抜いた小松は、初星を見事完投で飾った！

「1回はしょうもないピッチングをしてしまいましたが、勝つことができてよかったです。やっとキタという感じです！今日は調子がどうこうではなく、とにかく“自分のピッチングをする”という強い気持ちでマウンドに上がりました。今日の1勝は嬉しいの一言ですね。支えてくれたのはファンのみなさんです！これまでチームに迷惑をかけた分取り返していきます！」

「小松がよく粘ってくれました。中盤以降、バッターのタイミングを外す変化球が戻ってきましたね。バッターとのタイミングと球数を考えて9回もマウンドへ行かせましたが、よく期待に応えてくれました。チームにとっても、小松本人にとっても、大きな一勝ですね。また明日がんばります！」