L3連戦の2戦目。Bs打線は初回、1番坂口の安打と2番大引の犠打で2死2塁のチャンスを作ると、4番ローズが右前適時打を放ち1点を先制する。

　Bs先発のマウンドには、今季21試合目の登板となる金子が上がる。金子は、1回、2回L打線を無失点に抑えまずまずの立ち上がりをみせるが、3回1死1･3塁から犠飛を許し同点に追いつかれると、中盤5回にも1死2･3塁から再び犠飛を許し1点を勝ち越されてしまう。
1点を追う打線は、序盤から中盤にかけてL先発岸に抑え込まれるが、8回、代打日高の右中間2BHなどで2死3塁のチャンスを作ると、3番フェルナンデスが左中間を破る適時2BHを放ち終盤で同点に追いつく。

　9回先発の金子は、安打と死球で1死1･2塁のピンチを招くが、気迫のこもった投球で後続を断ち、試合はそのまま延長戦へ突入する。

　迎えた延長10回、Bsリリーフ陣は2番手菊地原、3番手香月がL打線を無失点に抑える。するとその裏Bs打線は、坂口の右前安打と大引の犠打、フェルナンデスの敬遠四球、相手の捕逸とローズの敬遠四球で1死満塁のチャンスを迎えると、5番下山がカウント2－3から見事中前適時打を放ちサヨナラ勝利！投手陣の好投、打線の勝負強さ、チーム一丸でLに連勝！

「前の打席も勝ち越しのチャンスでタフィーさんが敬遠され自分が決められなかったので、サヨナラの場面では強い気持ちを持って打席にのぞみました。追い込まれましたが、どんなことがあっても食らいついていこうと思っていました。昨日も5番を任されて結果が出ませんでしたし、今日もタイミングが全然合っていなかった中、最後に決めることができてよかったです。こういう接戦をものにするとチームにも勢いがつくと思います。明日の試合も新たな気持ちでがんばります！」

「今日は何度も先頭バッターを出して、苦しいピッチングになってしまいました。野手の好プレーに助けられて何とか2点に抑えることができましたが、先制点を取ってもらいましたし、悔いは残ります。」

「最後は、下山が何とかしてくれるだろうと思って打席に送り込みました。今日は、先発の金子が１４０球を投げて、９回を２失点で投げ切ってくれたことが勝ちにつながったと思います。８回はフェルナンデスがよく打ってくれましたし、９回の由田の守備も大きかったですね。明日からも一戦一戦がんばっていきます。」

「打ったのはカーブ。この打席はホームランよりもセカンドランナーを還すことだけを考えていたんだ。ちょっと詰まったけど、タイムリーになってよかったよ！」