《中盤の失点が響き、打線が2ケタ安打を放ち終盤に粘りを見せるも2位・ライオンズに敗戦》
今日から本拠地・京セラドーム大阪でライオンズとの3連戦。今カードでは再び「LEGEND OF Bs2012~劇的、激動の80's~」が開催。近鉄バファローズのユニフォームを身にまとい、ホームに駆けつけたファンの前で往年のいてまえ野球を炸裂させる!
先発はプロ初勝利を目指す3年目・山田。序盤はバックが山田をもり立てる! 初回、得点圏に走者を置くが、右翼手・川端のスライディングキャッチに助けられ、無失点で切り抜けると、 2回には二塁手・後藤がアクロバティックな守備で併殺を奪い、 山田を大いに助ける!
すると2回、打線が早速機能する! 1死から7番・赤田が三塁打で好機を演出すると、8番・横山が甘く入ったスライダーを逃さず引っ張った当たりは、左前への適時打に! 幸先良く先制に成功する!
援護をもらった山田だが、中盤に相手打線の勢いに呑まれてしまう。3回、連打などで1死満塁とされると内野ゴロの間に1点を失う。続く4回は適時打三塁打を浴び逆転を許す。さらに5回にも、3番・中島に犠飛を許し1対3とリードを許す。結局5回を投げきったところで山田は降板。「同点にされて、その後の回を何とか踏ん張らなくてはいけませんでした。先制してもらっていたのに申し訳ないです。」と今季2度目の先発登板を振り返り、初勝利はまたも次回にお預けとなった。
反撃に転じたい打線だが、3回以降は相手先発・野上をなかなか打ち崩せない。5回には1番・小島が内野安打で出塁するも、後続が得点圏に進められず、得点には至らない。
これ以上の失点は防ぎたいBsだが、先発・山田の後を継いだ中継ぎ陣がピリッとしない。6回から登板した2番手・香月が適時打で1点を失うと、2死満塁で後を継いだ3番手・佐藤も流れを止められず、押し出しの四球で1対5とリードを広げられる。
嫌な流れが続くが、4番手・中山がリズムを変える! 7回は走者を出すも、落ち着いて相手の攻撃を封じると、続投した8回は今日初の3者凡退に抑え、2回を1安打無失点。味方の反撃ムードを盛り上げる!
すると8回、中山の作った流れに打線が応える! 川端、後藤の連打で1死1,3塁とし、打席には4番・李大浩。低めの変化球を捉えた大きな当たりは中堅手に好捕されるも、3塁走者が悠々生還する犠飛となり、1点を返す!
さらに2対6で迎えた9回裏、Bs打線が意地を見せる! 1死1塁から代打・日高が右前安打でつなぐと、続く大引も安打を放ち1死満塁に! 本塁打が出れば一気に同点の場面も、代わった相手守護神・涌井を打ち崩せず、2対6のまま試合終了・・・。打線が2ケタ安打を放つも好機であと1本が出ず、勝利に結びつけることはできなかった。
悔しい敗戦となったが、終盤に粘りを見せ相手守護神を引きずり出した攻撃は次につながるはず。明日は先発・小松を楽に投げさせるために打線が序盤から奮起し、まずは連敗をストップさせたい!
◇ 山田 修義 投手
<先発5回、被安打7、失点3。>
「やはり3回以降、続けて失点してしまったところですね。同点にされて、その後の回を何とか踏ん張らなくてはいけませんでした。先制してもらっていたのに申し訳ないです。」