2021年オープン戦 第5戦
バファローズは初回1死から吉田正がライトスタンドへOP戦第1号ソロHRを放ち、早々と先制に成功する。3回には2死1、2塁のチャンスからモヤのタイムリーヒット、4回には頓宮にも一発が飛び出すなど、序盤から得点を重ね試合の主導権を握る。7回にも2死から佐野のヒットと盗塁、相手のミスも重なり2死3塁のチャンスから中川圭がレフト線を破るタイムリー2BH、杉本にもタイムリーヒットが飛び出し、5-0とリードを広げる。
一方、先発のマウンドには先発ローテーションの軸として大車輪の活躍が期待される山岡が上がる。山岡は140キロ代後半のストレート、キレ味抜群のスライダー、緩急自在のチェンジアップなどを駆使し、相手打線を翻弄。山岡は5回途中で球数が100球となり降板となったが、4回2/3を投げ被安打3、奪三振5、失点0の好投。開幕へ向けて順調な調整ぶりをアピールした。
試合の方は、5回途中から山岡の後を継いだ鈴木優がピンチをしのぎ切り、6回からは黒木が1イニング、金田が2イニングを、最終回は支配下登録を目指す中田が三者凡退で締め5-0で勝利。OP戦2連勝を飾った。
この試合、吉田正、頓宮に一発が飛び出し、2死から3点を奪うなど打線のつながりを見せると、投手陣では先発の山岡が5回途中までで5つの三振を奪うなど無失点に抑える好投。その後を継いだ中継ぎ陣もきっちりと0で繋ぐなど投打がガッチリと噛み合ったゲームとなった。
◇中嶋 聡 監督
「7回の2点はいい形で攻撃できたと思います。佐野皓が出て走って、よくつながりましたね。自分の役割ですよね。出る、走る、繋ぐ、還す、いろいろありますけど、それを繋げることができればいい形にできますし、どうにかそういう形にできたらということですね。正尚は少ない打席の中で、自分のやることをいろいろと考えて、微調整することはあると思いますが、順調にきているんじゃないですかね。頓宮もいいバッティングをしていますし、キャッチャーの方もいい争いができていると思います。
山岡は球数が多くなってしまいましたけど、最後に点をやらないというのは彼の持ち味だろうし、いい調整はできていると思います。中田は、昨年ファームで見てきて、物怖じしなくて投げっぷりのいいピッチャーですからね。どういう形を見せてくれるかなと思って見ていました。宜保もいいプレーをしてくれましたし、そこに乗って落ち着いて投げてくれました。楽しみですね。
これからも、どうやったらチームがいい形になるか、一番いいチームの形にできるようにということを考えてやっていきます。」
◇ 山岡 泰輔 投手
<先発4回2/3を3安打5三振、無失点に抑える好投。順調な調整ぶりをアピール!>
「今日は、相手にも粘られてしまいましたが、まずは100球を投げられたということが、良くも悪くも収穫になったと思います。ボールの勢いだとか、細かいコントロールなど、もう少し上げていけたらと思います。開幕までの残りの期間、いいところは伸ばして、悪いところはしっかりと潰していけるように、これからも準備していきたいと思います。」
◇ 吉田 正尚 選手
<1回1死からライトスタンドへ先制となるOP戦第1号ソロHRを放つ!>
「打ったのはスライダーです。うまくボールの下にバットが入ってくれましたし、いい角度で打球が上がってくれました。(OP戦1号について)いいスイングができてよかったです!」
◇ 頓宮 裕真 選手
<4回1死からライトスタンドへOP戦第2号ソロHRを放つ!>
「打ったのはスライダーです。感触もよかったですし、あまり振り過ぎないようにと打席に入っていたので、1打席目の内容からしっかりと修正できてよかったです。」