2008.04.20 SUN
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◆マリーンズ成瀬を攻略することができず…今季初の3連勝ならず…◆

記念品を受け取る下山選手
ベンチ前げ国歌斉唱を聞くナイン

 2連勝で通算10勝14敗と徐々に巻き返してきたBsは、今日の試合で3連勝を勝ち取り、一気に勢いを加速させたいところだ。また、この試合、ここまで2勝1敗・防御率1.93と抜群の安定感を誇る近藤を先発マウンドに送りこみ、今季初の3連勝を狙う!

 まずリズムに乗っていきたい先発の近藤は、初回、ヒットを1本許すものの右翼手・濱中の好守あり、まずまずの立ち上がりを見せる。すると、2回・3回と連続で2死3塁のピンチを招くが、ここは落ち着いた投球で無失点に切り抜ける!
 一方、先発の近藤に先制点をプレゼントしたい打線は、マリーンズ先発の成瀬に対し、3回にこの日スタメンマスクの辻が"チーム初安打となる"左翼線への2BHでチャンスメイクすると、坂口が"技あり"の中前打を放ち、1死1・3塁と先制のチャンスを迎える。しかし、続く阿部・カブレラが打ち取られ、絶好のチャンスを生かすことができない。
 毎回のように走者を背負う我慢の投球が続く近藤は、5回2死から今江に3塁線を破る2BHを許すと、続く根元には右中間を破るタイムリー3BHを浴び1点を先制されてしまう。すると、投球数が80球に近づいた6回、大松に右翼席へソロHRを浴びると、オーティズにはタイムリー2BH、さらに走者を1人置いて橋本にも2ランHRを右翼席へ運ばれ、ここで無念の降板となってしまう・・・。もう1点を与えられないBsだが、さらにこの回、2番手のヤングが今江に右翼席へソロHRを浴び、この一挙5失点で点差を広げられてしまう。
 中盤にまさかの大量失点で苦しい展開となったBsは、濱中の2BH(4回)以降、マリーンズ先発成瀬の前に、5回から8回まで4イニング走者を出すことができない。すると、何とか一矢を報いたい打線は、最終回にマリーンズ2番手の荻野から3番カブレラが右翼線への2BHで出塁すると、4番ローズが四球を選び、1死1・2塁とチャンスを作る。しかし、続く濱中が併殺打に打ち取られ万事休す。マリーンズ投手陣の前に散発の4安打に抑え込まれ、完封負けを喫す結果となった。

 連勝が2でストップし、今季初の3連勝はならなかったBsだが、この後札幌に移動し、明後日から始まるファイターズ3連戦での巻き返しを誓う。

近藤 一樹 投手 <5回1/3を投げ、被安打9・失点5で無念の降板・・・>

マウンドにたつ近藤投手

「今日は、先に点を取られてはいけないと言う気持ちでマウンドにあがりました。しかし、結果的に先に点を取られてしまって。それを、気持ちの上で引きずってしまって、切り替えることができませんでした。」

テリー・コリンズ 監督

「成瀬はいいボール投げていた。各打者がしっかりプランを立てなければ、なかなか打ち崩すことができない。近藤は変化球が少し甘かった。」

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