◆来日初先発のオルティズが相手の勢いを止められず…◆
昨日のイーグルス戦では、6カードぶり今季3度目となる同一カード勝ち越しを決めたBsは、今日から敵地・福岡に乗り込み、ホークスとの3連戦に挑む。昨日の勝利で今日からの戦いに大きな弾みをつけ、一気に勢いに乗っていきたいところだ。
この日は、メジャー通算84勝右腕・オルティズが来日初マウンドに上がる。「相手はどこでも自分のピッチングをするだけ」と話す助っ人が、遂にベールを脱ぐ!
まず初回からリズムに乗っていきたいオルティズだったが、先頭打者に死球を与えると、捕手・辻の悪送球で無死3塁といきなりピンチを招く。ここで、長谷川・松中に連続タイムリーを浴び、初回に2点の先制点を許してしまう。すると、2回には簡単に2死を取った後、連打で2死2塁とこの回も得点圏に走者を背負うなど、苦しい立ち上がりとなる。
一方、序盤から2点を追う展開となったBsは、ホークス先発の杉内に対し、初回・2回と4者連続三振を含む5つの三振に切って取れられてしまう。すると、3回にはこの先頭の後藤がチーム初安打となる内野安打で出塁するが、続く辻が併殺打に打ち取られるなど、なかなか反撃の糸口を見出すことができない。
もう1点を与えたくない先発のオルティズは、3回にも相手打者に痛打を浴びるものの、センター坂口・レフト下山が好捕を見せるなど、バックが盛り立てこの試合初めての3者凡退に切って取る!しかし、続く4回にも1死2塁のピンチを招くと、森本に中前適時打を浴び、追加点を献上。すると、5回にも1死1塁から松中に右中間を破るタイムリー2BH、小久保には3塁線を破るタイムリー2BHを浴び、ここで無念の降板。来日初登板は悔しい投球になってしまった。この後、代わった2番手の川越が、走者を1人置いて松田に左翼ポール直撃の2ランHRを浴び、点差を一挙7点に広げられてしまう。すると、6回にも5点、8回には松中にソロHRを浴びるなど、相手に先発全員安打を許し、今季最多となる13失点・・・。
打線もホークス杉内(8回)-竹岡(1回)の投手リレーの前に散発の5安打に抑え込まれ、完封負けを喫す結果となった。
なかなか勢いに乗り切れず、苦しい戦いが続くBsだが、気持ちを切り替えて明日の試合に巻き返しを誓う。
テリー・コリンズ 監督
「今日は不細工な試合をしてしまった。13点取られたこともそうだし、打つ方もやるべきことができなかった。」