<エース・金子、初回の5失点が悔やまれる敗戦。しかし4番手・塚原またも好投!>
ここまで13勝21敗2分でリーグ最下位のBs。今日から始まる交流戦での巻き返しを図るべく、頼れるエース・金子を立ててジャイアンツ戦に挑む!
Bsに良い流れを引き寄せたかった先発・金子だったが、初回、坂本の適時打で先制を許すと、その後も失策と四球でピンチを招き、高橋由に満塁本塁打を浴びるまさかの展開。予期せぬ形でいきなり5点のビハインドを背負ってしまう。
それでも2回以降、金子はエースとしての意地を見せる。初回とは別人のようなテンポのいい投球で、2回から4回まで4つの三振を奪うなど、わずか1安打に抑えて打線の援護を待つ。
しかし、打線は2回から緊急登板したジャイアンツ2番手・福田からチャンスを作り出すことができない。4回まで一人の走者も出せず、もどかしい展開が続く。5回、3番手・星野からバルディリスがようやくチーム初安打を放つも、後続が併殺打で打ち取られてしまうなど、粘投を続けるエースを援護できない。
すると5回、立ち直りを見せていた金子は相手の機動力を絡めた攻撃で3塁に走者を背負うと、自らの暴投で1点を失う。しかしその後は踏ん張り、これ以上の失点を許さない。
「初回がすべてですね・・・。 カウントを悪くして、ストライクを取りにいったところを打たれるという、悪い流れになってしまいました。 攻撃のリズムに繋げるようなピッチングができませんでした・・・」という金子の言葉通り、初回の5点が重くのしかかってしまった。
何とか中盤以降反撃に出たいBs打線であったが、相手救援陣を最後まで攻略することができず、わずか3安打。0対6の完封負けを喫してしまった。
しかしそれでも8回から登板の塚原が松本哲、長野、藤村と実績のある面々を3者凡退に仕留める好投を披露。今夜も好結果を残した!
一昨年は優勝、そして去年は2位とBsはここ2年間、交流戦をきっかけにして浮上を果たしてきた。今年は黒星スタートとなってしまったが、しっかりと気持ちを切り替えて明日以降は勝利を積み重ねていきたい!!
◇ 金子 千尋 投手
<先発5回、被安打8、失点6。>
「初回がすべてですね・・・。先頭バッターを出すことも多かったですし、打たれたボールも甘かったと思います。カウントを悪くして、ストライクを取りにいったところを打たれるという、悪い流れになってしまいました。攻撃のリズムに繋げるようなピッチングができませんでした・・・。」