Bs先発のバリントンは、2回に2点を失うものの、3回以降は低目を丁寧につく投球でS打線に追加点を許さない。持ち味を十分に発揮し、ゲームを作ったバリントンは開幕ローテーションへ向けて順調な調整ぶりをアピールする。

一方Bs打線は、5回T-岡田の2BHからチャンスメイクすると、9番伏見がきっちりと犠牲フライを放ち１点を返す。さらに１点を追いかける8回には2死1，3塁のチャンスで、途中出場の山本がセンター前にタイムリーを放ち同点。

試合の方は6回からは中山が2イニング、馬原が1イニングを無失点に抑え、9回には今シーズンも絶対守護神候補の平野佳寿が2つの三振を奪うなど危なげない投球で無失点に抑える好投！投手陣の順調な調整ぶりをアピールした。攻撃陣ではT-岡田が2本の長打を記録。さらに伏見、山本が一軍生き残りへ向け打点を稼ぎ猛アピールするなど、選手層の厚さを感じさせる収穫のある試合となった。

「先発のバリントンは、ダブルプレーを取ったりと要所で持ち味を出せていたし、次回の登板も楽しみだね。
ヘルマンに外野を守らせたけど、オプションを増やしていく為にいろいろと考えている。残りのオープン戦でもいろいろと試していくつもりだよ。
東日本大震災から4年、我々は“1球1プレーに対する強い気持ち”を持って、しっかりと戦う姿勢を見せていく！」

＜先発5回2失点の上々の投球内容！＞
「ボールの質やリズムに関しては良かったんじゃないかな。ただ、ランナーを置いたケースでボールが高めに浮いてしまったことや、イニングを重ねてからのストレートの球威などに少し課題が残ったね。先頭打者に四球を与えてしまったことも反省しないといけない。開幕も近づいてきているし、しっかりと修正していくよ。」

＜3打数2安打！2本の2BHと長打力をアピール！！＞
「2BH2本ともイニングの先頭打者だったので、チャンスメイクすることを心がけて打席にはいりました。変化球にもうまく対応できましたし、バットの出方も良くなってきていると思います。オープン戦残り8試合で、バッティングの確実性を上げることに重点を置き、チャンスで期待に応えられるようにがんばります。今日はライトにも入りましたが、どこのポジションでも自分のベストを出せるようしっかりと準備していきます。」