

山本が好投を披露すると、最後は守護神平野佳が0で締め日米通算250セーブを達成!



今日の先発は3年連続投手4冠の偉業を狙う山本。
その山本は初回、先頭の万波にツーベースヒットを許すが、後続をしっかりと切って取り先制点を許さない!
すると打線は2回裏、先頭森が四球を選ぶと、ゴンザレスがツーベースヒットで繋ぎ1死2,3塁のチャンスを作る。この後打席に入った紅林がセンター前に鋭い打球を弾き返し、2者が生還!
先制に成功すると、3回も4つの四球で1点を追加する!
3回までに3点の援護を貰った山本は、序盤を無失点に抑えると、その後もランナーこそ出すものの、エンジン全開のピッチングで7回までを三振11個奪う無失点の好投を披露!
8回からは、山本に代わり山岡がマウンドに登ると、相手打線を3者三振に切って取る完璧なリリーフを見せ、試合は3点リードのまま9回に。
迎えた最終回、マウンドには日米通算250セーブまであと1としている平野佳があがる。
平野佳は先頭に安打を許すものの、その後2人の打者を抑え名球会入りまであと一つとする。迎えた最後の打者は力強い直球で押し込むと、一飛に抑え日米通算250セーブを達成!
平野佳は今日も最後をしっかりと締め、見事球史に名を刻んだ!
◇ 中嶋 聡 監督
「由伸は、序盤に球数が増えてしまったのは、完全に三振を狙っていたのと、力んでいたのと、その両方が原因だと思います。中盤以降は修正できていましたし、さすが山本由伸でしたね。
平野は、最初に入ってきた時は、先発をしていましたし、中継ぎ、抑えといろいろな平野を見てきましたけど、いまだにこれだけの信頼感ある選手はなかなかいないと思います。本当に頭の下がる思いですね。」
◇ 山本 由伸 投手

<今日のヒーロー!7回無失点の好投で今季16勝目を挙げる!>
「立ち上がりから良いボールはいっていたんですが、球数が多くなっていましたので、中盤はテンポよく球数少なくいくことを心掛けました。なんとか7回までいけてよかったです。
(奪三振11について)終盤になるにつれて、若月さんのリード通り投げられましたので、若月さんのナイスリードだと思います。
(3年連続4冠が濃厚になったことについて)シーズンを通してコンディション良く出来たことがよかったと思います。そこに、監督をはじめピッチングコーチに良い管理をしていただいたので、本当に感謝しています。
(平野佳寿投手の日米通算250セーブについて)信じられないくらい凄いことだと思いますし、同じチームでプレーできていることに感謝したいと思います。
(ポストシーズンに向けて)日本一を目指してがんばりたいですね。18日から熱い戦いが始まるので、しっかりと体調を整えて、そこに合わせて全力で投げたいと思います。最後まで、応援をよろしくお願いします!」
◇ 平野 佳寿 投手

<今日のヒーロー!日米通算250セーブ達成!>
「(日米通算250セーブ達成について)みなさんに助けてもらって達成できたと思います。今日の試合前も由伸が“今日やりましょう”と言ってくれていて、それで山岡と良い感じでつないでくれましたので、今日達成することができてよかったです。
(ホームで達成することができて)みなさんがすごく応援してくれて、本当に力になりました。ここまでの記録達成はビジターでの試合が多かったですし、250セーブはここでと思っていましたので、よかったです。
(今日の登板前の心境は)3点差だったので、いつもと同じようにランナーを出しても粘って点を与えないように、同点にされないように、勝ち越されないように、そう思って投げました。
(ランナーを出しても粘れる秘訣は)気合いですね。そこは。
(水を掛けられてのチームメイトからの祝福は)初めてだったので、素直に嬉しかったですね。ただ、ここからまだCSもあるのに、僕の大事なグローブを濡らしにきたので。そこに関しては怒っていますけど(笑)最後マーゴ選手が綺麗に拭いてくれていたので(笑)残りのシーズンも、CSも日本シリーズもがんばっていきたいと思います。
(佐藤達也広報から花束を渡されて)ずっと一緒にがんばってきましたし、すごいピッチャーだったので。彼は何も思っていないと思いますけど(笑)嬉しかったですね。
(250セーブまでの道のり)中継ぎや抑えをやっていると打たれることもありますし、実際それも多い方だったと思います。次に向けて切り替えることは大変ですし難しいんですけど。次に一歩踏み出すことが大事で、その積み重ねで何とかここまで来ることができたと思います。そして丈夫に生んでくれた両親に感謝したいですね。
(アメリカから帰ってきてチームはリーグ3連覇)僕が帰ってくるときから、強いチームになるだろうなと思って帰ってきて、それが現実になって3連覇できました。若い選手ががんばってくれていて心強いですし、戻ってきてよかったと思います。
(CSへ向けて)いつもと同じルーティーンで、呼ばれたら自分の力を出せるように。それだけだと思うので、がんばっていきたいです。
(ファンのみなさんへ向けて)いつも応援ありがとうございます。250セーブを達成することができましたけど、まだ引退するつもりはありませんので(笑)ここから一つでも数字を伸ばせるように、若い選手に負けないようにがんばります。CS、日本シリーズも応援よろしくお願いします!」
◇ 紅林 弘太郎 選手

<2回2死2,3塁から、センターへ先制打となる2点タイムリーヒットを放つ!>
「外野フライでも1点が入る場面だったので、少し楽な気持ちで打席に立つことができましたし、なんとか先制のタイムリーになってくれてよかったです!」