

一時1点差に詰め寄るも、終盤に突き放され敗戦



首位を走る福岡ソフトバンクとの3連戦の初戦。先発は前回の阪神戦で6回12奪三振無失点と好投した曽谷。その曽谷は初回と2回を三者凡退に抑える順調な立ち上がりを見せる。しかし迎えた3回表、1死2塁のピンチを招くと、H佐藤直にタイムリーヒットを打たれ先制を許す。
一方の打線は5回までH有原の前に無安打に抑えられチャンスを作ることができない。
曽谷は6回表、無死1塁からH今宮の犠打を処理するも、一塁への送球が大きく逸れる。この送球が外野を転々とする間にバッターランナーも還り2点を追加されてしまう。
7回表は代わった吉田がランナーを一人出すも、無失点に抑える。
反撃したい打線は7回裏。1死から太田がチーム初安打で出塁すると、西川にもツーベースヒットが生まれ、1死2,3塁とチャンスを演出する。すると続く紅林、森に連続タイムリーヒットが飛び出し2点を返す!
しかし1点差に詰め寄った直後の8回表。本田が登板するも、H打線の猛攻に遭い4点を奪われ2-7とリードを広げられてしまう。
5点ビハインドのまま迎えた9回裏。意地を見せたい打線は2死から紅林のレフトへのツーベースヒットと森の死球で1,2塁とチャンスを作るも、最後はH津森の前に無得点に終わり試合終了。一時1点差に詰め寄るも、終盤に突き放され敗戦を喫した。
◇ 中嶋 聡 監督
「曽谷は、投げる方は良くなってきたんですけどね。チームとしても、もちろん痛いですけど、本当の意味で上を目指すということは、そういう隙のないプレーをしていかないといけないということだと思います。
打線は、最初の方でしっかり打たないといけないんでしょうけど、ワンチャンスでいけるというプラスにも考えられるのかなとは思います。
本田はダブルプレーで終わるところをそこから4失点ってなるわけですから。そのワンプレーの大事さですよね。しかし起こってしまったことなので、次はやってはいけないということですね。
今日は、ピッチャーの守備がしっかりしていたらもっと競った試合になったと思いますし、そういった試合にしていかないといけないと思います。」
◇ 曽谷 龍平 投手

<先発6回を投げ、被安打6、奪三振4、失点3>
「先制点を取られてしまったことや、自分の送球ミスで失点してしまったところを反省しなければいけません。流れを呼び込むピッチングができなくてすごく悔しいです。」