

◆相手投手陣の前に3塁を踏むことができず、開幕カードの勝ち越しは明日へお預け◆


一昨日は、ラロッカが先制打とV犠飛、金子が2ケタ奪三振となる快投で2008年シーズン開幕戦を白星で飾ったBs。今日の2戦目は、3年目を迎える左腕・中山を先発のマウンドに送り込み連勝を狙う。先発を任された中山は、昨年のシーズン後にハワイで行われたウィンター・リーグで、先発部門ベストナイン・最多勝(6勝2敗)・奪三振2位(40イニングで55個)という輝かしい成績を残し、今シーズンに大きな自信をつけた。
まずリズムに乗っていきたい先発の中山は、初回に1死3塁といきなりのピンチを迎える。ここを何とか踏ん張りたい中山だったが、内野ゴロの間に先制点を与えてしまう。すると、2回には中村に左中間席へソロHRを浴び、苦しい立ち上がりとなる。しかし、3回・4回と本来の投球を取り戻し、簡単に3者凡退に切って取るなど、立ち直りの兆しを見せる!
一方、序盤から2点を追う展開となった打線は、L先発の石井(一)に対し、なかなかチャンスを作ることができず、4回まで2安打(迎・右前打、坂口・中前打)無得点に抑え込まれる。すると、5回には阿部が中前打、日高が犠打を決め、1死2塁と追撃のチャンスが到来。しかし、続く大引・坂口が打ち取られてしまい、なかなかチャンスを生かすことができない。
我慢のピッチングを続ける中山は、5回、四球から1死2塁のピンチを迎える。ここで細川に中越えのタイムリー2BHを浴び1点を追加されてしまう。すると、6回にも中島にソロHRを浴びてしまった中山は、この回途中で無念の降板。この後は、2番手の小松、3番手の山本が7回まで何とか凌ぐ。しかし、回を跨いだ3番手の山本が、8回、G.G.佐藤に右中間席へ2ランHRを浴び、点差を6点に広げられてしまう。
ここまで相手投手陣(石井に7回・岡本に1回)に8回まで無得点に抑え込まれ、何とか一矢を報いたいBs。しかし、4番からの好打順となった最終回の攻撃も3者凡退に抑え込まれ、この試合3塁を踏むことができず完封負けを喫す結果となった。
開幕カードでの2連勝を狙ったBsだが、勝ち越しは明日へお預けとなった。明日こそ、このカードの勝ち越しを決め、今後に弾みをつけたいところだ。
テリー・コリンズ 監督
「今日の石井(一)はコントロールがよかった。球数が一桁で終わったイニングが数回あったので、もう少し球数を多く投げさせる工夫をしなければいけなかった。中山は4点取られたが、全体的には悪くなかったと思う。打たれた球はすべて高い。低く投げるのが投手の理想だからね。次回はしっかりと修正してもらいたい。」