2008.04.03 THU
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◆金子が7回2失点の粘投を見せるも、勝利に結びつかず2連敗を喫す…◆

粘りの投球で7回2失点の金子投手

 このカード(L3連戦)の勝ち越しと5割復帰をかけた今日の一戦は、開幕戦と同じ両先発投手がマウンドに上がり試合が始まった。

 まずリズムに乗っていきたい先発の金子は、初回を3者凡退で切って取り、上々の立ち上がりを見せる!すると、さらにエンジンを加速させた金子は、4回までパーフェクトピッチングを続け、相手に付け入る隙を与えない!
一方、先制して試合の主導権を握りたい打線は、初回、この日1番に入った村松が中前打を放つと、続く塩崎がキッチリ犠打を決め、L先発涌井の立ち上がりを攻める。すると、ラロッカの内野ゴロの間に2死3塁と走者を進めるが、続くローズが空振りの三振に切って取られ、先制のチャンスを生かすことができない。
 最高の立ち上がりを見せた金子だが、5回に連打と四球で1死満塁とこの試合初のピンチを迎える。序盤の踏ん張りどころを迎えた金子だったが、続く細川に右中間へタイムリー2BHを浴び、2点の先制点を許してしまう。なおも続く1死2・3塁のピンチでは、相手が敢行してきたスクイズを外すと、このプレーが三振併殺となり、何とか2失点で凌ぐ。すると、6回にはこの回先頭の片岡に左前打を浴びると、続く栗山には二塁手阿部の頭上をライナーで越えるヒットを浴びる。この打球で1塁走者が本塁へ突入してくるが、迎(右翼手)-阿部(二塁手)と見事な中継プレーを見せると、日高が好ブロックで追加点を阻止!先発の金子は、5回の2失点以降は粘りの投球で相手に追加点を許さない!
 好投の金子を何とか援護したい打線は、7回、この回先頭のカブレラが四球を選ぶと、続く下山が右翼線への2BHを放ち、無死2・3塁と追撃のチャンスを作る。この後、迎は空振りの三振に倒れるが、相手投手が小野寺に代わると、日高が四球を選び1死満塁とチャンスを広げる。絶好のチャンスで代打木元が1・2塁をしぶとく破る2点タイムリーを放ち、同点に追いつく!なおもこの回、2死満塁からラロッカが押し出しの死球を受け、ついに勝ち越しに成功!この回一気に試合をひっくり返す!
 7回に1点を勝ち越し、何とか逃げ切りを図るBs。勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた金子の後を受けた2番手の本柳が、8回、簡単に2死を取った後、連続2BHを浴び同点。さらに、3番手の菊地原もブラゼルに2BHを浴び、この回一気に逆転を許してしまう。
 苦しい展開となったBsは、1点を追う8回・9回と相手投手陣を打ち崩すことができず、1点を争う接戦をモノにすることができなかった。

このカードの勝ち越しと5割復帰をかけた一戦を制することができなかったBsだが、気持ちを切り替えて明日からのファイターズ3連戦に挑む。

テリー・コリンズ 監督

「金子が5回に打たれた3本のヒットは、すべて高く甘かった。しかし、全体的には内容はよかった。厳しい試合展開でよく投げてくれた。7回に木元がよく打って(同点打)くれたんだが…。」

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