

◆イーグルス田中の前に3安打完封負けを喫し、連敗脱出ならず…◆


昨日は土壇場最終回に追いつく粘りを見せるも、延長の末サヨナラ負けを喫してしまったBs。今日の試合で嫌な流れを振り払い、今後に勢いをつけていきたいところだ。また、今日の試合、前回登板した4月5日のファイターズ戦(京セラ)で9回2失点のプロ入り初完投勝利を挙げた近藤が先発マウンドに上がる。ここまで2勝0敗・防御率1.23(パ・リーグ3位)と安定した投球が光る若き右腕がイーグルス打線の勢いを封じこめ、何とか連敗脱出を図る。
まずリズムに乗っていきたい先発の近藤は、初回にヒットと四球などで2死1・3塁のピンチを招くが、続く山﨑(武)を捕邪飛に切って取り、立ち上がりのピンチを何とか無失点で切り抜ける!しかし、2回に1死2塁のピンチで、鉄平に左中間へのタイムリー2BHを浴び、先制点を許してしまう。なおもこの回、1死満塁とピンチを広げ、内野ゴロの間に2点目を失った近藤は、制球が定まらず序盤から苦しい投球になってしまう。
一方、序盤から追う展開を強いられた打線は、イーグルス先発田中に対し、初回に相手守備の失策で出塁するも、3回まで無安打に抑え込まれ、なかなか反撃の突破口を切り開くことができない。
苦しい投球が続く近藤は、投球数が80球に近づいた3回にも、ヒット2本と四球で2死満塁とこの回もピンチを招くと、自らの暴投で1点を献上してしまう。しかし、4回以降は本来の投球リズムを取り戻し、4回をこの試合初めて3者凡退に切って取ると、5回も無失点・6回を3者凡退に打ち取るなど完全に立ち直りを見せる!粘りの投球を見せた近藤だが、6回を投げ切ったところで、投球数127・被安打6・失点3という投球内容でマウンドを降りることになる。
イーグルス田中の前に5回まで無安打に抑え込まれていた打線だが、6回2死から3番カブレラが四球を選ぶと、続くローズが"チーム初安打となる"中前打を放ち、2死1・3塁とこの試合初めてのチャンスを作る。しかし、続く後藤が内野ゴロに打ち取られ、なかなか本塁を踏むことができない。
もう1点も与えられないBsは、近藤の後を受けた2番手の本柳が7回・8回を3者凡退に切って取る好リリーフを見せ、後は打線の援護を待つ!
しかし、何とか一矢を報いたい打線だったが、最終回に後藤が左翼線への2BHを放ちチャンスを作るものの、後続の打者が打ち取られてしまい万事休す・・・。イーグルス田中に3安打完封負けを喫す結果となった。
3連敗で今季最多の借金4となってしまったBsだが、明日の試合で何とか連敗脱出を図り、巻き返していきたいところだ。
テリー・コリンズ 監督
「近藤は3回までコントロールが定まらなかった。田中に対しては、各打者が攻め方をしっかりと持たないといけない。」