2008.04.24 THU
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◆小松の7回1失点の好投も勝利に結びつかず、延長10回サヨナラ負けを喫す・・・◆

先発した小松投手

 昨日は、主砲ローズが2ランHRを含む3打点の活躍を見せると、先発の山本がプロ入り初完投・初完封勝利を挙げ、チーム連敗を食い止めたBs。投打の歯車がガッチリと噛み合い、今日の一戦に大きな弾みをつける勝利となった。また、このカード(ファイターズ3連戦)の勝ち越しをかける今日の試合は、ファイターズ先発のダルビッシュを何とか打ち崩し、勢いに乗っていきたいところだ。

 大事な今日の一戦、前回先発したホークス戦(4月16日・京セラ)でプロ初完投・初完封を目前で逃した2年目右腕・小松がプロ3試合目の先発マウンドに上がる。ここまで2勝0敗・防御率2.00(現在パ・リーグ5位)と抜群の安定感を誇る小松は、初回からキレのある直球とブレーキのかかった変化球を低めに集め、3回までパーフェクトピッチングを続ける!
 一方、球界を代表するエースに立ち向かうBs打線は、2回に4番カブレラがセンターバックスクリーン右に飛び込むソロHRを放ち、今日も幸先よく1点を先制する!
 素晴らしい立ち上がりを見せた小松は、4回にこの回先頭の森本に中前打を浴びると、続く田中(賢)の犠打で1死2塁とこの試合初めてのピンチを招く。序盤の踏ん張りどころを迎えた小松は、ファイターズ中軸の稲葉・高橋を左飛に打ち取り、相手に得点を許さない!すると、勝利投手の権利がかかった5回も先頭打者にヒットを許すが、続く打者のバントを自らの好フィールディングで2塁進塁を阻止。なおも、続く打者を空振りの三振に仕留めると、スタートを切った1塁走者を女房役の日高が見事なスローイングで盗塁を阻止し、この回も無失点で切り抜ける!しかし、6回まで被安打2・無失点とファイターズ打線に“ゼロ”を並べてきた先発の小松だったが、7回にこの回先頭の田中(賢)に右中間へ痛恨のソロHRを浴び、同点に追いつかれてしまう。この試合の大きな山場を迎えた小松は、続く稲葉・高橋に連打を浴び、さらに無死1・2塁のピンチを招く。ここで、続くスレッジを3-6-3の併殺打に打ち取ると、続く工藤は左邪飛に切って取り、何とか最小失点で切り抜ける!
 振り出しに戻った今日の試合、好投を続ける小松を何とか援護したい打線は、同点に追いつかれた直後の8回、坂口が右前打で出塁すると、続く村松が右中間を鋭く破る値千金のタイムリー2BHを放ち、勝ち越しに成功する!さらにこの回、1死満塁と試合を決定付ける絶好のチャンスを迎えるが、代打古木が併殺打に打ち取られ、一気に突き放すことができない。
 ベテランの一打で1点を勝ち越したBsは、8回は2番手の山口がキッチリ3者凡退に打ち取り、役割をしっかりと果たす!そして、何とか逃げ切りを図りたいBsは、最終回のマウンドに守護神・加藤(大)を送り込む。しかし、約1週間ぶりの登板となる加藤は、四球から2死1・3塁のピンチを招くと、スレッジに左前適時打を浴び、同点に追いつかれてしまう。そして、2対2の同点で延長戦に突入し、迎えた10回裏、2イニング目に突入した加藤がこの回先頭の小田に右翼席へサヨナラHRを浴び、このカードを勝ち越すことができなかった・・・

 後一歩のところで勝利に届かなかったBsだが、気持ちを切り替えて明日から始まるライオンズ3連戦(西武ドーム)で巻き返しを図りたいところだ。

テリー・コリンズ 監督

「今日の対戦相手は、球界でNo.1投手と言っていいダルビッシュ。先発した小松がそれに負けない、素晴らしいピッチングをした。勝つチャンスはあったのだが・・・。」

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