

◆カブレラが3打点を叩き出し、ドラゴンズに先勝!!◆

5月20日から始まったセ・パ交流戦も、ここまで3カード(6試合)を終え、2勝4敗と負けが2つ先行してしまっているBs。昨日、横浜から名古屋に移動し、今日からのドラゴンズ2連戦に巻き返しを図りたいところだ。
今日の一戦、シーズン開幕から唯一先発ローテーションを守り続けている近藤を先発マウンドに送り込み、ドラゴンズ戦先勝を狙う。まずリズムに乗っていきたい近藤の立ち上がり、強打のドラゴンズ打線に対し、あっさり3人で片付け幸先のよいスタートを切る!
一方、先制して試合を優位に進めたい打線は、初回に先頭の下山が右中間をライナーで破る2BHで出塁すると、坂口の犠打で1死3塁と絶好のチャンスを作る。しかし、ここはドラゴンズ先発のベテラン左腕・山本昌の絶妙なコントロールの前に後続が打ち取られ無得点。
投手戦を予感させる内容でスタートした今日の試合だが、3回、この日2安打目となるショートへの内野安打で出塁した下山を2塁において、3番カブレラのバットが火を噴く!フルカウントからの6球目、山本昌のウイニングショット"シンカー"を叩き、ライトスタンドへライナーで突き刺さる先制の2ランHR!さらに5回には、右中間を深々と破る3BHを放った坂口を3塁に置き、またもやカブレラがこの試合3打点目となる犠飛をレフトへ運び加点!試合の主導権をガッチリと握る!
先制点をもらった先発の近藤は、両コーナーをうまく使い、4回までに5三振を奪う好投を見せる!しかし5回、3本の長短打を浴び2点を返され3対2。結局6回に打順がまわった所で交代。5回を投げ、被安打4・失点2と、先発の役目をキッチリ果たした!
中盤に差し掛かり、もつれてきた今日の試合。すると、6回に日高のタイムリー2BHで1点を追加し、取られた直後に突き放したBsは、6回は川越、7・8回は本柳がドラゴンズ打線に付け入る隙を与えず、無失点に抑える好投!そして9回は守護神・加藤(大)がマウンドに上がり、連続四球で無死1・2塁のピンチを招くが、落ち着いて後続を断ち、12セーブ目を挙げた!
4得点中3点を叩き出したカブレラの活躍と、投手陣(近藤-川越-本柳-加藤大)の踏ん張りでドラゴンズとの初戦を制したBs。この勢いで一つ一つ勝利を積み重ね、上位浮上のキッカケにしていきたいところだ。
近藤 一樹 投手 <5回2失点(被安打4)の好投でチームトップタイの4勝目!>
「今日は"バッター有利なカウントにしない"ということを意識してマウンドに上がりました。4回までは思うようなピッチングができたと思うんですが、点を取られた5回は自らカウントを悪くし、苦しい勝負になってしまいました。そのあたりが今日の反省点です。」
大石 大二郎 監督代行
「1・2番がいい働きをしたね。そして、3番のカブレラが走者を還してくれた。今日のホームランのように、練習でもライト方向へライナーが飛ぶようになってきていたからね。調子は上がってきたんじゃないかな。水口コーチがよくやってくれているお陰で、打線の調子が上がってきたね。今日は本当に勝ててよかったが、最後(9回裏)はハラハラしたよ。」