一昨日は、投打の歯車がガッチリと噛み合い、スワローズに快勝したＢｓ。大石監督代行へホームでの初勝利をプレゼントするとともに、交流戦の通算成績を５勝５敗に戻した。この勢いをそのまま、今日からのジャイアンツ戦にぶつけ、勢いをさらに加速させていきたいところだ。また、史上３球団目となる通算４,５００勝（阪急・オリックス）に王手をかけ、ジャイアンツとの一戦にのぞむ。

　Ｂｓの先発マウンドには、前回登板（５／２８）のドラゴンズ戦（ナゴヤドーム）で勝利を挙げた近藤。自身の５勝目と、チームの交流戦勝ち越しのために、ジャイアンツ打線に立ち向かう！その立ち上がり、四球と安打で１死１・３塁のピンチを招くと、４番・ラミレスのサードゴロの間に３塁走者が生還。初回に先制点を与えてしまう。しかし、２回・３回は徐々に自分のペースを取り戻し無失点で切り抜ける。
一方、早く同点に追いつきたい打線は、初回、ジャイアンツ先発・内海に対し３番・カブレラが「狙っていたんだ」と言う、初球インサイドのストレートをフルスイング。すると、打球は左中間席（５階席）に飛び込む超特大の９号ソロアーチ！３試合ぶりの復帰を自らのバットで祝い、あっさり同点に追いつき試合を振り出しに戻す。
　その後、両投手共にテンポの良い投球を見せ、５回を終了し１対１の対スコアー。両チーム一歩も譲らない緊迫した展開で試合は進む。
　試合が動いたのは６回のＢｓの攻撃。この回先頭のカブレラが四球で出塁すると、ローズが三振、続く北川は投ゴロ。"併殺打か"と思われたが、１塁走者のカブレラがスタートを切っていたことがプレッシャーとなり、内海の悪送球を誘う。３アウト・チェンジ、が一転して１死２・３塁と絶好のチャンスを迎える。ここで、今日６番に入った濱中に期待がかかったが、三振に倒れる。しかし、続く日高が｢いいところに落ちてくれたね！｣と言う打球は、詰まりながらもセンター前に落ちる２点タイムリーとなり勝ち越しに成功！
　さらに８回には、カブレラの２ＢＨなどで、１死満塁と駄目押しのチャンスを迎える。ここで、日高のこの日３打点目となる左犠飛、大引の左中間３ＢＨ、とどめは後藤の右翼ポール際５階席に飛び込む３号２ランＨＲが飛び出し一挙５点！試合を決定付けるイニングとなった。
　結局試合は、８対３と快勝！近藤は６回を投げ、与えた得点は初回の１点だけの好投を見せると、２番手は中継ぎエース・本柳が２イニングを６人でピシャリと抑える。そして９回は加藤（大）が２失点ながら最後を締めくくった。

　本拠地京セラＤで球団通算４,５００勝を飾ったＢｓ。これで、交流戦の成績は６勝５敗と勝ち越しとなった。明日は場所をスカイマークに移し、ジャイアンツ戦２連勝とチームの３連勝を目指す！

「今日は、ストライクとボールがはっきりしている状態が続き、苦しい投球が続きました。でも、その中で、キャッチャーの日高さんがうまく緩急を使った配球をしてくれて、再三のピンチを凌ぐことができました。"攻めの気持ち"だけは相手に負けないように投げたことがよかったと思います。また、１対１という状況の中で、絶対に失投だけはしないように投げていました。打ってくれたヤ野手の方とリリーフしてくれた本柳さんと加藤大輔さんに感謝しています。」

「先発の近藤がいい流れを作ってくれたので、その流れを崩さないように必死で投げました。いつもと変わらず、自分らしさを出したピッチングができたと思います。球団として、通算４,５００勝という節目の勝利になりましたが、先輩方が積み重ねた白星に自分も貢献することができて光栄に思います。今シーズンは、近藤をはじめ若いピッチャーががんばっているので、自分も負けないようにやっていきたいと思います。」

「近藤、本柳とピッチャーがしっかりと仕事をしてくれましたね。カブレラにもヒット（ＨＲと２ＢＨ）が出たし、ナイスゲームでしたね。それと、球団通算４,５００勝に携わることができて、光栄に思います。まだまだシーズンは長いのですが、一試合一試合、目の前の試合を全力で戦っていきたいですね。」