何としても同一カード３連敗を阻止したいＢｓの先発マウンドには小松が上がる。その初回、本多・松中を三振に切って取る上々の立ち上がりを見せる！しかし、２回にいずれもストレートが高く入り、小久保・大村に連続ソロＨＲを浴びてしまう。先制点を許す苦しい展開となった。

　一方の打線は、Ｈ先発パウエルに対し、２回に無死満塁と絶好のチャンスを迎える。一気に逆転を狙いたいところだったが、ここは今日一軍復帰を果たした濱中の中犠飛による１点に終わる。しかし、３回に２死ながら内野安打で出塁した小瀬を３塁に置いて、カブレラが三遊間を破る同点の左前適時打を放ち、試合を振り出しに戻す！さらに４回には、一輝が１死１・３塁から中前適時打を放ち、勝ち越しに成功！そして５回には、濱中が２死満塁から押し出しの四球を選び、着実に加点！試合の主導権を引き寄せる！

　先発の小松は、３回以降も走者を許しながらも粘りの投球でＨ打線に得点を許さない！結局、７回２失点（１１６球・被安打８・四球１・奪三振６）の粘投を見せた小松は、チームの連敗ストップと自身の８勝目をリリーフ陣に託す！

　そして、８回に"ピンチヒッター清原"がコールされると、スタンドは大歓声に包まれた！結果は、Ｈ４番手久米の初球スライダーを叩き、センターへの大飛球。もう一伸びでＨＲという打球にスタンドはさらに湧き上がった！

　何とか追加点のほしいＢｓは、８回にルーキー小瀬がプロ入り初ＨＲとなる、貴重な２ランＨＲを右翼席上段まで運び、リードをさらに広げる！そして、４点リードの９回は、守護神加藤（大）がキッチリ３者凡退に切って取り、連敗脱出に成功！８月１０日から始まるＭ３連戦で再び上昇気流に乗り、上位浮上を目指していきたいところだ！！

「最初に２点取られましたが、粘って投げれば何とかなると思っていました。味方打線がすぐに追いついてくれたので、より一層気合が入りました。６回のピンチで松田選手から三振を取れたことが大きかったです。ホークスから４勝目ですが、他のチームからも勝ち星が挙げられるようにがんばっていきたいと思います。大石監督の初勝利に貢献できてよかったです！」

「ホームランが"来たぁ～"て感じです。あんなホームランを打てたのは生まれて初めてです。今までに味わったことのない感触だったので、行ったんちゃうかなと思ったんですが、うまく打てました。相手投手が同じルーキーの久米投手ということは全く意識していませんでした。清原さんにベンチで迎えてもらった時は、本当に嬉しかったです。チームのために何とかがんばろうと思っているのですが、ここのところ結果が出ていなかったので、いいところで打てて本当によかったです！」

「小松は２本のホームランの後、よく粘ってくれた。中継ぎ陣では、香月が持ち球（シュート）を生かしてよく投げてくれました。（攻撃は）あと一本出ていたら、もう少し楽な展開になったんですけどね。最後に小瀬がよく（ＨＲを）打ってくれましたね。もともとパンチ力はありますからね。同一カード３連敗だけは避けなければいけないので、今日は勝ててよかったです。」