今日から３位Ｍを本拠地に迎えての２連戦が始まる。先発のマウンドには、ここまで１３勝３敗と抜群の安定感を誇る小松が上がる。その立ち上がり、Ｍ３番里崎にバックスクリーンへソロＨＲを浴び、先制点を失ってしまう。しかし、回を追うごとにボールが低目に集まり、凡打の山を築いていく。２回以降本来の投球を取り戻した小松は、Ｍ打線に付け入る隙を与えない！

　一方の打線は、Ｍ先発ルーキー唐川に対し、３回までに４つの三振を奪われ反撃の糸口を掴むことができない。しかし、１点を追う４回にカブレラの中前打などで無死満塁と絶好のチャンスを作ると、５番後藤が右翼上段席へ突き刺さる豪快な満塁ＨＲを放ち、一気に逆転！後藤の２試合連続ＨＲで試合の主導権を引き戻す！さらに５回には、カブレラの適時３塁打で着実に加点したＢｓは、５対１と相手を突き放す！
　
　打線に５点の援護をもらいリズムに乗ってきた小松は、味方野手の好守にも助けられ、４回以降Ｍ打線を無安打に封じる！そして４点リードの最終回、走者を一人許すものの、最後の打者を外野飛に打ち取り、ゲームセット！！先発の小松は、７月８日以来となるプロ２度目の完投勝利で１４勝目（３敗）を挙げた！！今日の勝利でＣＳ進出マジックを"４"としたＢｓ。残り７試合、一戦一戦目の前の勝利を目指して戦っていく！！

「１４勝目が来たぁ～！！今日は先制点だけは与えないようにと思っていたんですが、いきなり一発を浴びてしまって・・・、後藤さんありがとうございます！僕が投げる試合は、本当によく打ってくれるので感謝しています。後藤さんのホームランが出たときは抱きつきたいくらい嬉しかったです。今日は皆さんと一緒に「来た～！」でしめたいと思います。ありがとうございました。」

「ホームランはちょっとつまり気味でしたが、どうしても勝ちたいという気持ちがスタンドに届いたんじゃないかと思います。入ったのを確認してから手を挙げました。前を打っているバッターがいいバッターばかりでチャンスに回ってくることが多いので、そこでしっかり仕事ができて満足しています。これからも一試合一試合の積み重ねです。ゲーム数も少なくなりましたが、勝ち続けていきたいです。」

「今日は小松ですね。監督になって初めて一度もブルペンのモニターを見ませんでした。特に５回以降は安心して見ていました。完全に完投ペースでしたからね。打つ方では後藤ですね。今年の後藤は何かやってくれそうな期待感を持って見ていますが、最高の形（満塁ＨＲ）が出ましたね。」