ホームでのM3連戦の初戦。Bs先発のマウンドには金子が上がる。金子は2回、2BHと犠打で2死3塁のピンチを招くと、適時打を許し1点を先制される。しかし3回以降は、安打を許すものの要所を締めM打線に得点を与えない。

　するとBs打線は6回、1番坂口の2BHと2番大引の犠打などで2死3塁のチャンスを作ると、4番カブレラがM先発清水(直)から左前適時打を放ち同点に追いつく。

　先発の金子は、終盤に入っても持ち前のキレのあるボールと、気迫のこもった投球でM打線に得点を許さず9回を投げ切り、試合はそのまま延長戦へ。
迎えた延長10回Bsリリーフ陣は、2番手香月が2つの与四球で1死1･2塁のピンチを招くと、3番手菊地原が1死を奪うものの、4番手大久保が適時打を許し1点を勝ち越されてしまう。しかし勝利への執念を燃やすBs打線は10回、この試合再登録された7番一輝の左前安打と代打北川の死球で1死1･2塁のチャンスを作ると、坂口が中前適時打を放ち再び同点に追いつく。さらに2死1･2塁の場面で、3番フェルナンデスがMシコースキーから左中間を破る適時打を放ち、見事サヨナラ勝利！オールスター前の9連戦の初戦をモノにし、連敗を2で止めた。

「シコースキーは強いストレートを投げるので、リラックスしてボールを強く叩こうと思って打席に入ったんだ。金子ら投手陣が好投し、クロスゲームになった。そして、ラッキーな事に最後は自分が打って試合に勝つ事ができた。あのような場面で打点を挙げる事が自分の仕事だと思う。とにかく今日はチームが勝てて本当に良かった。カブレラも帰ってきたし、自分も調子は上向きになってきた。シーズンはまだ半分あるので、これからもっともっとチームの調子は上がってくると思う。」

「金子は低めの変化球がよかったです。1点を取られてから、しっかり我慢して試合を作ってくれましたね。攻撃では、一輝が期待に応えてくれました。そして坂口、フェルナンデスがよく打ってくれました。この勝利をきっかけに勢いに乗っていきたいですね。」