前半戦最終戦となったL3連戦の3戦目。Bs打線は初回、1番坂口の中前安打と2番大引の犠打、3番フェルナンデスの左前安打で1死1･3塁のチャンスを作ると、4番カブレラが左前適時打を放ち1点を先制する。

　先発のマウンドには、今季17試合目の登板となる山本が上がる。山本は、1回1死1･3塁、2回には2死1･3塁のピンチを招くが、後続を断ち序盤から粘りの投球をみせる。さらに中盤に入っても、持ち前の両コーナーを広く使った投球でL打線に得点を許さない。

　山本の好投に応えたい打線は7回、7番一輝がL先発帆足から左翼席へ2号ソロHRを放ち、待望の追加点を挙げる。

　終盤、先発の山本は、7回L後藤にソロHRを浴び1点を失うものの、6回2/3、1失点の好投でマウンドをリリーフ陣に託す。しかし、何とか1点差を守りきっていきたいBsリリーフ陣だったが、8回、チーム最多登板を誇る不動のセットアッパー香月が、L中村にまさかの一発を浴び同点に追いつかれ、試合は延長戦に突入する。

　延長10回を3番手加藤が無失点で凌ぎ、迎えた11回、Bs打線は、カブレラの内野安打と5番北川の中前安打で1死1･2塁のチャンスを作ると、6番下山が右中間を深々と破る2点適時3BHを放ち勝ち越しに成功する！投げては、最終回を4番手大久保がL打線を三者三振に切って取りゲームセット！1点を争う接戦を制し、前半戦最終戦を勝利で飾った！！

「このところチャンスで打てず、チームに貢献できていなかったので、とにかく気持ちで打ちました！練習でも打ったことのないような打球だったので、自分でも驚いています。前半戦の最終戦にチームが勝つことができて本当によかったと思います。後半戦もとにかく一戦一戦全力で戦っていきます！」

「今日は、"とにかく勝ちたい"という一心で魂を込めて投げました。」

「北川がいい形で繋いでくれましたし、チャンスで下山がよく打ってくれましたね。とにかく今日の試合に勝つことができてよかったです。後半戦も一戦一戦がんばります。」