L3連戦の初戦。Bs打線は、1回1番坂口の中前安打と失策で1死1･3塁のチャンスを迎えると、相手の暴投で1点を先制する。

　Bs先発のマウンドには、今季6試合目の登板となる金子が上がる。金子は、序盤から持ち前のキレのあるボールでL打線に付け入る隙を与えない。終盤8回、1死2塁のピンチも気迫のこもった投球で、L3番栗山、L4番中村を連続三振に打ち取り、1点のリードを守る。

　するとBs打線は、8回2番赤田、3番後藤の連打で作った1死1･3塁のチャンスから、5番北川が犠飛を放ち大きな追加点を挙げると、さらに2死満塁から、この試合先発マスクの8番前田が、L涌井から左翼席へ1号満塁HRを放ち試合を決める！

　最終回も金子は、安定した投球でL打線を三者凡退に打ち取りゲームセット。チームはL3連戦の初戦に勝利！先発の金子は、終わってみれば12奪三振の好投、今季2度目の完封で3勝目を挙げた！

「ここ何試合か調子が悪かったんですが、余計なことを考えず、一人一人抑えていくことを考えて投げました。悪い時は、"抑えなければいけない"と自分にプレッシャーをかけ過ぎて硬くなっていましたが、今日はリラックスして投げることができました。良い時の感覚が少し取り戻せたと思うので、次の試合も硬くならずにいけると思いますし、この結果に満足することなく、がんばっていきたいと思います！」

「金子は力のあるピッチャーなので、僕が少々ミスをしてもちゃんと抑えてくれると思っていました。今年初めてのスタメンでしたし、結果を気せずやろうと思ったのですが、ホームランはまぐれですね！とにかくチームが勝つことができてよかったです！」

「エース同士の辛抱の試合だったからね。金子は最後までボールの力が落ちなかったし、前田との相性も良かった。」