前橋で行われたL3連戦の初戦。Bs先発のマウンドには、今季26試合目の登板となる金子が上がる。金子は、1回L中島に2ランHRを浴び2点を先制されると、3回安打と与四球などで招いた1死1･3塁のピンチから犠飛を許し1失点、序盤で3点をリードされる。

　しかしBs打線は、L先発許に3回まで1安打に抑え込まれるが、4回1番坂口、2番森山、3番後藤の3連打で1点を返すと、2死1･2塁から6番バルディリスが左前適時打を放ち1点差に詰め寄る。続く5回には、坂口の左中間2BHで迎えた1死2塁のチャンスから、森山が中前適時打を放ち同点に追いつくと、続く後藤が右中間席へ13号2ランHRを放ち勝ち越しに成功！さらに、4番T－岡田が右中間2BHを放つと、バルディリスの中前適時打で追加点を挙げ、中盤で3点をリードする！

　中盤以降リズムをつかんだ先発の金子は、持ち前のキレのあるストレートに変化球を折り混ぜ、L打線に付け入る隙を与えず、4回、5回、6回を1安打無失点に抑え、7回途中でマウンドをリリーフ陣に託す。金子の後を請けたBsリリーフ陣は、2番手セットアッパー平野が、安打と与四球で招いた1死満塁のピンチから、併殺崩れの間に1点を失うが、直後の8回Bs打線は、2死1塁から9番大引が左翼席へライナーで飛び込む、2号2ランHRを放ち大きな追加点を挙げる！

　投げては、8回を平野が力のあるストレートを中心にした投球で2死を奪うと、3番手前田(祐)も後続を抑え込みL打線に得点を許さない。9回は、守護神岸田が安打と与四球で2死満塁のピンチを招くものの後続を断ちゲームセット。投打が噛み合いLを破り、チームは4連勝で貯金を2とし、先発の金子は、じつに10連勝で今季14勝目を挙げた！

「先に点を与えてしまったんですが、とにかく気持ちを切り替えて"粘るしかない"と思って投げました。点を取ってもらってからは、"しっかり抑えていこう"と、気持ちの切り替えができたのが大きかったですね。何よりもチームが勝つことが1番ですし、まだまだチャンスはあると思うので、1試合1試合しっかり投げていきたいと思います！」

「地方球場ということもあって、金子は立ち上がり、ボールがバラついていたけど、1点差になって再スタートというか、良くなったな。大事な試合ばかり投げてるけど、これからは上位チームとの対戦というより、1戦1戦やからな！」