M2連戦の初戦。Bs先発のマウンドには、今季27試合目の登板となる金子が上がる。金子は、1回連打と与四球で招いた無死満塁のピンチから、併殺打の間に1点を失うと、M福浦に2ランHRを浴び3点を先制される。

　一方、序盤から3点を追う展開となったBs打線は、1回1番坂口の左前安打などで迎えた1死3塁のチャンスから、内野ゴロの間に1点を奪うと、続く2回、6番北川の四球、7番バルディリス、8番鈴木の連打で作った1死満塁のチャンスから、9番大引が犠飛を放ち1点差に追い上げる。

　さらに、金子が2回以降7回まで、走者を出しながらも粘り強い投球でM打線を無失点に抑えると、Bs打線は7回、坂口が内野安打と盗塁を決め迎えた1死2塁のチャンスから、代打田口が左翼席へ3号2ランHRを放ち逆転に成功！8回には、バルディリスが左中間席へ11号ソロHRを放ち大きな追加点を挙げる！

　投げては、9回を2番手平野が連打と自らの悪送球で1点を失うと、さらに与四球で1死満塁のピンチを招くが、気迫のこもった投球でM西岡を三振、M清田を二ゴロに打ち取りゲームセット。田口の一振りでMに逆転勝利！先発の金子は、じつに自身11連勝で今季15勝目を挙げた！

「9年ぶりにお立ち台ですね。照れくさいですね。だいぶ時間がかかりましたが、いいところで打つことができて良かったです。粘っていれば流れが来ると思いながら、ベンチで出番を待っていました。打席に入ったら、自分のバッティングをするだけ！金子君が言ったとおり、“まさか”ですね。チャンスに強いと、皆さんを洗脳できれば、もっといい場面が打つことが出来るようになります。皆さんの信じる気持ちが、チームの後押しになります。力強いご声援よろしくお願いします。」

「（チーム２５年ぶりの１１連勝は佐藤義投手以来）すごい投手の方に並ぶことができたのでとても嬉しいです。初回はバランスが悪く、狙ったところに投げることが出来なかったのですが、打線がすぐに点を取ってくれたので、粘っていれば必ず追いついてくれると思っていました。田口さんのホームランは、失礼ながら、本当に“まさか”と思いました。逆転したあと、しっかりと抑えることが出来たのがよかったですね。僕が勝つということは、チームが勝つということ。個人的なことより、チームの勝利のために頑張っていきます。まだまだ諦めていませんので、皆さんの応援が後押しになります。応援よろしくお願いいたします！」

「とにかくミートすることを考えていたんだけど、フォークをしかり捉えることができたよ。いいところで打つことができてよかったね！」