

≪白熱した投手戦は金子千尋に軍配!北川が値千金の今季1号2ランHR!!≫



京セラDで迎えたG2連戦の2戦目。先制したのはBs。初回G先発新人の澤村から、2番田口3番後藤の連打で得た1死1・3塁のチャンスに、4番T-岡田の遊ゴロの間に1点を先制する。
Bs先発は右肘手術から復帰し、前回T戦甲子園で今季初登板初先発初勝利を挙げた金子千尋。その金子千尋は初回、3番小笠原を三球三振に取るなど三者凡退と上々の立ち上がりをみせたが、2回先頭の4番ラミレスに左翼中段にソロHRを浴び同点とされる。
しかし、2回以降キレのある直球と多彩な変化球を織り交ぜた投球で、G打線を翻弄!戦前の予想どおり投手戦となり、両チーム決定打を欠いたまま試合は終盤へ。
試合は終盤の8回先発金子千尋が、1死1・3塁のピンチを招くもG1番亀井を二ゴロ、2番坂本を三振に奪い最大のピンチを切り抜ける。すると打線は直後の8回、2死から4番T-岡田が右翼線に2BHで出塁すると、5番北川が高目の直球を振り抜いた打球は一直線で左翼席へ!今季1号は値千金の2ランHRで勝ち越し!
9回は守護神岸田が2死から1点を失うものの、最後の打者阿部を三邪飛に打ち取りゲームセット!1点を争う白熱した投手戦は、エース金子千尋の完全復活となる試合となった。
◇ 金子 千尋 投手
<今日のヒーロー!先発8回、被安打5、1失点、今季2勝目!>


「相手ピッチャーのことはあまり気にしていなかったんですが、いいピッチングだったので僕もつられて投げることができました。8回は自分で招いたピンチだったので、自分で抑えたいという気持ちがありました。結果的に0点に抑えられて良かったです。まさか、北川さんがあそこで打ってくれるとは思っていなかったので本当にうれしかったです!ありがとうございます。これからは、連勝ということよりも、まず負けないように、出遅れた分までがんばりたいと思います!」
◇ 北川 博敏 選手
<今日のヒーロー!値千金の勝ち越しとなる今季1号2ランHR!>


「打った瞬間、本当に気持ちよかったです!Tが一生懸命2塁まで走ってくれたので、最後のチャンスだと思って打席に入りました。感触はあんまり覚えてないんです・・・。飛ばないボールになって打てていなかったので、今年は打てないかなと思っていたので、すごくうれしいです!(金子を)援護してあげられなくてかわいそうだなという気持ちもあったんですけど、エースらしい良いピッチングをしてくれていたので頼もしいです!連勝連勝はあまり意識しないように、1戦1戦がんばっていきたいと思います!」
◇ 岡田 彰布 監督

「相手の澤村は、前回の東京ドームの時よりもストレートも走っていたし、良かったと思う。勝負は7回くらいになると思っていたし、8回は上手く捕らえることができたな!Tはタイミングが合ってなかったけど、あの2アウトからの2BHがでたのが大きかったな!北川のは打った瞬間抜けたとは思ったけど、よう飛んでくれた!金子は、これからの柱だし途中で代えるわけにはいかないから、8回は金子に任せた。こういう僅差のゲームであそこまで投げることができてよかったよ!」