

《主砲・李大浩の一発などで奪ったリードを守りきり、塚原は嬉しいプロ入り初勝利!》



前夜は終盤に勝ち越しの一発を放たれ、3連敗を喫したBs。連敗ストップのために4月30日以来の先発登板となるプロ2年目・塚原を送り込んだ!
その塚原は初回、2死から中村に四球を与えるも、続くラミレスを打ち取り無失点。上々の立ち上がりを見せる!
するとその裏、打線は相手先発・王に襲い掛かる! 2つの四死球と犠打でチャンスを作り、1死後から打席に入ったのは4番・李大浩。李大浩は甘く入った直球を鋭く振り抜くと、中越の11号3ランとなり先制点を奪う! 「完璧です!」と振り返った主砲の5月28日以来となる一振りがチームに勢いを与える!
続く2回、四球と犠打で1死2塁とすると、1番・後藤が中前安打を放ち1死1,3塁。2番・川端の遊ゴロの間に3塁走者・大引が生還し4対0とリードを広げる!
打線の援護を受けた塚原は2・3回とともに3人で打ち取り、相手打線に得点を与えず。しかし4回には1死から中村に中前安打を打たれると、続くラミレスに左翼席へ運ばれる5号2ランを浴び4対2と2点差に。しかし塚原は5回を危なげない投球で三者凡退に仕留め、立ち直りを見せる!
6回もマウンドに上がった塚原は1死から安打と四球を許し勝利投手の権利を持ったまま交代。その後1死満塁とピンチを迎えるが、3番手・吉野が筒香を遊飛、金城を遊ゴロに打ち取り無失点で切り抜ける!
3回以降、無安打が続いた打線はその裏、1死から8番・大引が左前安打で出塁すると、犠打で2死2塁に。ここで後藤が代わったばかりの相手3番手・林から適時二塁打を放ち5対2。「外野が前進していたので『頭を越してやろう』と小さな野望を持って打席に入りました」と振り返った後藤の一打で、貴重な追加点を奪う!
7回からは4番手・中山がマウンドへ。危なげない投球で三者凡退に打ち取り、8回は荒波、石川と連続三振を奪い、前の回から4者連続三振と圧巻の投球を見せる。ここで5番手・平野にスイッチするが連打を浴び2死1,2塁とされると、味方の失策で1点を失い5対3。さらに金城に中前適時打を許し5対4と1点差になってしまう。
9回からは守護神・岸田が登板。2死から石川にファウルで粘られるも、最後は遊ゴロに抑え試合終了! 5対4で勝利し連敗を3でストップ!
「途中で降りたのでドキドキしながら見ていました」という先発・塚原は5回1/3、76球を投げて被安打3、与四球3、失点2の投球内容。プロ2年目で嬉しいプロ入り初勝利となった!
打線は相手より少ない4安打ながら4犠打と少ないチャンスで効果的に小技を使い得点に結びつけ、投げては救援陣が粘りの投球を見せ塚原のプロ初勝利をアシスト! チーム一丸で戦った結果が勝利へとつながった!
明後日からは交流戦最終カードとなるドラゴンズと対戦。連勝して最後を飾り、交流戦を何としても勝ち越しで終えたい!
◇ 塚原 頌平 投手


<今日のヒーロー!先発5回1/3、失点2で、プロ入り初勝利を挙げる!>
「途中で降りたのでドキドキして見ていました。お立ち台は、試合よりも緊張します・・・。最後は絶対的な抑えの岸田さんが投げたので、安心してみていましたし中継ぎの先輩達ががんばってくれたお陰です!今日はリズム良く投げることを考えて投げたのですが、フォアボールも出しましたし、次チャンスがあったらその辺を修正したいと思います。初回のデホさんのホームランも大きかったですし、後藤さんのタイムリーといい頼りになる先輩方です!初勝利のボールは、もうすぐ父の日なので、お父さんにプレゼントしたいと思います!この喜びは、家族がみんな見てくれていますし、ファンの方の声援も力になっていますので、みんなに伝えたいです!」
◇ 李 大浩 選手

<1回1死1・2塁からセンターバックスクリーンへ先制となる11号3ランHRを放つ!>
「打ったのは、まっすぐ。いい形で捉えることができました。完璧です!」
◇ 後藤 光尊 選手

<6回2死2塁からライトオーバーのタイムリー2BHを放つ!>
「外野が前進していたので、“頭を越してやろう”と小さな野望を持って打席に入りました。甘めのスライダーをしっかり捉えることができましたね!」