

《李大浩が2試合連続15号アーチを放つも、延長までもつれる接戦は悔しいサヨナラ負け》



ファイターズ、マリーンズと上位相手に勝ち越し、調子が上向いているBs。今日からは仙台でイーグルスとの3連戦。自身3連勝中の西が快投を見せ、カード初戦をモノにしたいところ!
初回、先頭・スケールズの7試合連続安打などで2死1,3塁と先制の好機を作る。ここでT-岡田が相手先発・川井のスライダーを捉え、中前適時打を放つ!! 「チャンスでしたし、とにかく積極的に打っていくことを考えて、集中して打席に入りました。スライダーを上手くセンター方向へ打ち返すことができたと思います!」と振り返った一打で、4試合連続の先制に成功! 3回には、2死からバルディリスが左翼ポール際最前列に飛び込む7号ソロを放ち、追加点を奪う! 2対0と序盤から効率よく得点を重ねる!
一方の先発・西は2回に1死1,2塁とピンチを迎えるが、ここを併殺で切り抜けると3回は3者連続三振に抑える!
しかし4回、四球と二塁打で1死2,3塁とされると6番・河田に2点適時打を打たれてしまい2対2の同点に。
突き放したいBsは直後の5回、李大浩が低めのスライダーを完璧にはじき返す2試合連続の15号ソロが飛び出す! 「甘く入ってきたチェンジアップを、完璧に捉えることができましたね!」と振り返った4番のバットですぐさま援護し3対2! しかし勝ち越しに成功したのも束の間、その裏に西が2死2塁から松井に適時二塁打を浴び、試合は再び振り出しに。
6回からは西に代えて吉野 、香月 、中山 、平野とつなぎ無失点で乗り切り、勝ち越しへの流れを作る。すると8回、チーム二ケタ安打となる北川の一打を皮切りに2死3塁と攻め立てるも、あと一本が出ない。
9回には2死2塁で李大浩に打順が回る。しかし見逃しの三振に倒れ快音を響かせることはできない。
その裏は続投した平野が力のある直球で無失点に抑え、試合は3対3のまま延長戦へ。
なんとしても勝ち越しを狙いたいBsは10回、1死からバルディリスが今日3本目の安打で出塁。しかし得点につなげることはできず、この回の攻撃中に試合時間が3時間30分を超えたため、この時点で今日の勝利が無くなる。
なんとか引き分けに持ち込みたいBsは10回裏に守護神・岸田を投入。0で抑えたい岸田だったが先頭に安打を許すと、その後犠打と敬遠で1死1,2塁のピンチを迎える。ここで4番・岩村を三球三振に仕留めるも、5番・枡田に初球を捉えられると打球は左中間スタンドへ飛び込むサヨナラ3ラン・・・。Bsは6投手をつぎ込み最後まで勝利への執念をみせたが、延長までもつれた熱戦は3対6で悔しいサヨナラ負けとなった。
敗戦を喫したものの、李大浩が2試合連続本塁打、さらにスケールズとバルディリスがともに3安打を放つなど、外国人が好調を維持し打線に厚みをもたらしている。オールスターまで残り8試合、チーム一丸となって一つでも多く勝ち星を挙げていきたい!
◇ 西 勇輝 投手

<先発5回、被安打6、失点3。>
「9連戦の頭を任された中で、もっと長いイニングを投げなければいけなかったですし、野手のみなさんが、先制、勝ち越しと点を取ってくれたのに、このようなピッチングの内容になってしまい申し訳ないです。」
◇ T-岡田 選手

<1回2死1・3塁からセンター前へ先制となるタイムリーヒットを放つ!>
「チャンスでしたし、とにかく積極的に打っていくことを考えて、集中して打席に入りました。スライダーを上手くセンター方向へ打ち返すことができたと思います!」
◇ アーロム・バルディリス 選手

<3回2死からレフトへ7号ソロHRを放つ!>
「打ったのは、ストレート。とにかく、塁に出ることを考えていたんだけど、インコースのボールを内からしっかり捉えることができた。序盤で追加点を取ることができてよかったよ!」
◇ 李 大浩 選手
<5回無死からレフトへ勝ち越しとなる15号ソロHRを放つ!>
「甘く入ってきたチェンジアップを、完璧に捉えることができましたね!」