一昨日はライオンズ相手に15安打の猛攻と木佐貫の完投で投打のかみ合った試合を披露したBs。今日は場所を前橋に移しての一戦。先発は、今季ライオンズ戦初先発の井川。

その井川は初回、いきなり2つの四死球で1死1,2塁のピンチを背負うが、4番･中村を併殺打に仕留め無失点で切り抜ける。3回には2死から栗山にこの日初安打となる二塁打を打たれ再びピンチとするが、落ち着いて秋山を中飛に打ち取る!

4回を三者凡退に抑え、立ち直ったかに見えたが5回、2死から安打と2つの四球で2死満塁のピンチを招く。しかしここでも井川は動じず、変化球でタイミングをずらすと遊飛に打ち取り得点を与えない!

好投する井川を援護したい打線は、相手先発･牧田に対し2回に1死1,2塁のチャンスを作るもこの好機を活かせず無得点に抑えられる。すると、その後は牧田の速いテンポで投げ込んでくる投球に翻弄され、7回までわずか2安打に抑えられてしまい両先発とも譲らない投手戦の模様を呈する。

しかし先に試合を動かしたのはBs! 8回、1死から地元・前橋商出身の9番・駿太が4/7以来の安打で出塁すると、川端がしっかりと犠打を決め、得点圏に走者を進める! ここで今日2番に入ったスケールズが右前適時打を放ち1対0とBsが試合の均衡を破る!!

リードを奪った直後の8回は「本来なら完投ペースだったんですが、体力が持たず、後ろのピッチャーに申し訳ないです。無失点に抑えて、ゲームを作ることができたのはよかったと思います。」と語った井川に代わり、2番手･平野がマウンドへ。平野はライオンズ打線をストレートとフォークのコンビネーションでキッチリ3者凡退に抑え、試合の流れを一気に引き寄せる!

そして1点リードで迎えた9回、守護神･岸田がマウンドへ。1点を守りきって欲しい場面だったが、先頭の中島に投じた7球目を捉えられると打球はそのままバックスクリーンへ･･･。まさかの同点弾を浴び、土壇場で追い付かれてしまい試合は延長戦へ。

延長10回、再び勝ち越したいBsは駿太が今日2本目の安打で出塁すると、その後2死1,2塁と好機を広げる。ここで迎えるのは7/29にサヨナラ打を放っているキャプテン･後藤! 勝ち越しの一打が期待される場面だったが、遊ゴロに倒れリードを奪えない。

その裏、4番手で上がった海田が先頭に安打を許すと2死3塁のピンチを招いてしまう。しかし、ここでマウンドに上がった小松が後続を打ち取り、サヨナラのピンチを切り抜ける!

11回、3人の投手をつぎ込む小刻みな継投の前に走者を出すことができなかったBsはそのまま小松がマウンドへ。再びサヨナラのピンチを招くが、8番･上本を空振り三振に仕留める! ここで試合時間が3時間半を超えていたため規定により試合終了。
終盤に奪ったリードを守りきれず、痛い引き分けとなってしまった。

明日は、ほっともっとフィールド神戸に2位･マリーンズを迎えての一戦。上位との対戦だが、ここまで勝ち越している相手だけにきっちりと初戦をモノにして勝ち越しを狙っていきたい!!

＜先発7回、被安打3、失点0。＞
「本来なら完投ペースだったんですが、体力が持たず、後ろのピッチャーに申し訳ないです。無失点に抑えて、ゲームを作ることができたのはよかったと思います。」

＜8回2死2塁からライト前へ先制となるタイムリーヒットを放つ！＞
「打ったのはシンカー。とにかく、どんな形でもランナーを還すことだけを考えていた。井川もがんばっていたし、タイムリーになってくれてよかったよ！」

練習中のBsナイン