《木佐貫が9回無失点の快投も、白熱の投手戦は延長の末、0対0の引き分け》
今日から敵地・仙台に乗り込んでの3連戦。5位・イーグルスとの直接対決で3連勝を収め、一気に5位浮上を狙いたいBsは、2試合連続完投勝利中の木佐貫を先発のマウンドに送り、犬鷲討ちへの勢いを加速させる!
木佐貫は初回に先頭から2者連続の見逃し三振を奪うなど、上々の立ち上がりを見せる! 3回には今日初めて得点圏に走者を置くも、落ち着いた投球でしのぎ、序盤はわずか1安打に封じ込める!
打線は2回、先頭のT-岡田の二塁打で好機を作るが、後続が続かず無得点。続く3回もスケールズの5試合連続安打などで得点圏に走者を置くが、中軸が相手先発・永井の球を捉えられない。さらに5回、1死3塁と絶好の先制機を作るが、相手の好守にも阻まれ、ここも本塁を踏むことができない。
するとその裏、定岡に二塁打を許し、無死2塁と一転してピンチを背負う。しかし、ここで捕手・伊藤の好守備にも助けられると、その後も確実に内野ゴロを打たせる投球で先制は許さない!
試合は投手戦のまま0対0で迎えた7回、先手を取りたいBsは8番・伊藤が13球粘りを見せた末に安打を放つなど、2死1,2塁と再び好機を演出。ここで打席に入った1番・川端の打球は左前へ抜けるも、本塁を狙った2塁走者が本塁上でタッチアウト。なかなか先制点を奪うことができない。
一方、好投を続ける木佐貫も中盤以降、相手に負けじと反撃を封じていく。8回には1塁走者を巧みなけん制で誘い出しピンチの芽を摘むと、9回は1死1,2塁と一打サヨナラの場面を迎えるも、最後は7番・定岡をこん身のフォークで空振り三振! 試合はそのまま延長戦に突入する。
なんとしても得点を挙げたいBs。しかし10回は青山の前に3者凡退に封じられる・・・。しかし対するBsも、2番手・平野が150キロを超す直球で相手を圧倒し無失点に封じる。10回終了時に試合時間が3時間30分を越えていたため試合は規定により、0対0のまま引き分けで終了。
勝利はならなかったが、先発・木佐貫が今日も好投を見せた。9回128球を投げ、被安打5、奪三振7、与四球3、失点0。これで3試合連続で9回を投げきった木佐貫には、今後も先発ローテーションの一角として大いに期待が寄せられるだろう!
また、李大浩が7月度「日本生命月間MVP賞」を受賞。今日は無安打に終わったが、「7月は良い成績を残すことができましたが、チームはまだ最下位。自分の成績よりも、“とにかくチームに貢献していく”という気持ちの方が強いですね。」と語った通り、チームを上位へ引っ張り上げる活躍を期待したい!
明日の先発は7月26日のイーグルス戦で7回無失点の好投で白星を挙げている井川。早い回から打線が援護し、5位・イーグルスとのゲーム差を確実に詰めていきたいところだ!
◇ 木佐貫 洋 投手
<先発9回、被安打5、失点0。>
「とにかく無失点に抑えることができてよかったです。」
練習中のBsナイン
練習中のBsナイン