

《高橋信の移籍後初アーチが飛び出すも、手痛い守備の乱れで延長戦の末に競り負ける・・・》



上位進出へ向け、負けられない戦いが続くBs。今日からホームでライオンズとの3連戦。7月31日のライオンズ戦で完投勝利を挙げた木佐貫を先発のマウンドに送り、ホーム6連戦の初陣を飾りたい!
初回、制球が不安定な木佐貫は二塁打と2つの四球で1死満塁のピンチを迎えるが、後続を併殺に仕留めてピンチを切り抜ける! しかし、続く2回表にはカーターに中越ソロを浴び、先制を許してしまう。
だがその裏、6月6日以来の1軍出場となった高橋信が大きな仕事を果たす! 「まだ序盤ですし、これからですが合流していきなりスタメンで使ってもらったので、何とか期待に応えたいという気持ちで打席に立ちました。」と振り返った打席で、2死1塁から岸の甘く入った直球を捉え、弾丸ライナーが左翼席に突き刺さる1号2ラン! 高橋信の移籍後初アーチで2対1と瞬く間に逆転に成功!!
援護をもらった木佐貫は3回のピンチを無失点で抑えるが、続く4回も先頭・浅村の三塁打で無死3塁としてしまう。しかし、開き直った木佐貫は2者連続の遊ゴロで3塁走者を釘付けにすると、最後は秋山をこん身の直球で見逃し三振! 一打同点のピンチを気迫で切り抜け、流れを渡さない!
毎回安打を許しながらも要所を締める投球で切り抜けてきた木佐貫は5回、ヘルマンを今日2回目の併殺に仕留めると、6・7回も走者を出しながらも無失点! 相手打線を封じ込めるが、一方のBs打線は4回以降、わずか1安打と沈黙。相手先発・岸の球を捉えられず、追加点を奪えない。
すると1点リードで逃げ切りの継投に入った8回、2番手・平野が4番・中村に痛恨の同点本塁打を被弾。試合は2対2の振り出しに・・・。9回の攻撃ではバルディリスの死球を皮切りに1死1,2塁とサヨナラの好機を迎えるが、後続があと一本を放てず試合はそのまま延長戦に突入する。
10回は4番手・ミンチェが3人で相手を退けると、迎えた11回は中山が登板。しかし無死2塁から上本の打ち取った打球を二塁手・後藤がまさかの失策。2塁走者が生還し、2対3と勝ち越しを許してしまう・・・。4番からの攻撃で逆転負けを阻止したいBsだったが、李大浩の大きな当たりはフェンス手前で失速する右飛。続くT-岡田が死球で出塁したが後続が4番手・ウィリアムスから安打を放てず、2対3のまま試合終了・・・。延長11回までもつれた接戦をものにできなかった。
先発の木佐貫は7回111球を投げ、被安打7、奪三振1、与四球5、失点1。「1点を先制されましたが、とにかくその後をしっかり抑えることだけを考えて投げました。」と語った通り、毎回安打を浴びる本調子ではない投球ながらも、試合を作った!
延長戦の末に惜敗を喫したが、下を向いている暇はない。上位追撃へ向けホームゲームで連勝を重ねていき、再び勢いを増していきたいところだ!
◇ 木佐貫 洋 投手

<先発7回、被安打7、失点1。>
「1点を先制されましたが、とにかくその後をしっかり抑えることだけを考えて投げました。」
◇ 高橋 信二 選手

<2回2死1塁からレフトへ逆転となる1号2ランHRを放つ!>
「まっすぐをしっかり捉えることができました。まだ序盤ですし、これからですが合流していきなりスタメンで使ってもらったので、何とか期待に応えたいという気持ちで打席に立ちました。いい結果が出て本当によかったですし、チャンスをもらえたことに感謝しています。」