

《序盤の失点が響き敗戦となるも新人の活躍が光る》



昨夜は壮絶な乱打戦を制し、ついに連敗を止めたBs。今日の試合では、前回のファイターズ戦の登板で8回途中を1失点と見事な投球を披露した寺原をマウンドに送り、連勝を目指す!
しかし、その寺原は初回に制球の乱れで連続四球を与え1死満塁のピンチを作ると、稲葉に犠飛を浴び0対1と先制を許してしまう。ここで踏ん張りたいところだったが、続く陽に適時打、ホフパワーには3ランを打たれ0対5と序盤から苦しい展開。寺原は続く2回にも糸井に2ランを喫し0対7と点差は広がってしまう・・・。結局、寺原は2回を投げきったところで無念の降板。「情けないし、申し訳ないということしかありません。」と悔しそうに振り返った。
なんとか点差を返していきたい打線は3回、ここまで無安打に抑えられていた相手先発・ウルフから9番・大引が内角低めの変化球を中前に運び出塁する。しかし、後続が倒れ得点とはならず。
3回からは、2番手・海田が登板。海田は自慢の変化球を低めに集め、ファイターズ打線から凡打の山を築き上げていく。5回には先頭の小谷野に安打を許すも、新人らしからぬ落ち着いた投球で後続を断ち無失点。海田は3回から5回までを被安打1、無失点に抑え見事に中継ぎの役割を果たした。
そして6回からは3番手としてマウンドにあがった同じく新人の佐藤が躍動。150キロに迫る直球と曲がりの鋭いスライダーを軸に6・7回を打者6人で完全に封じ込めた。
すると、この二人の活躍に打線が奮起。9回、先頭の代打・安達が左翼線へ二塁打を放つ。続く小島の打席で3塁へ進むと、打席には2番・川端。初球から甘く入った変化球を打ちにいき、ここまで完璧に抑え込まれていたウルフから適時打を放ち1対7とする。後続が倒れ試合終了となり、勝利は収められなかったものの、新人の活躍と最終回のつなぐ攻撃はこれからの戦いに期待をもたせるものだった。
明日からは舞台を本拠地・京セラドーム大阪に移してライオンズとの3連戦。このカードでは「LEGEND OF Bs2012~劇的、激動の80's~」として選手たちが再び近鉄バファローズのユニフォームを身にまとう。猛牛の血を騒がせた圧倒的な試合展開で、巻き返しの機運を作り出す!
◇ 寺原 隼人 投手
<先発2回、被安打5、失点7。>
「情けないし、申し訳ないということしかありません。」
練習中のBsナイン



練習中のBsナイン