

《木佐貫、140球の熱投も実らず。1点が遠く悔しい完封負け・・・。》



一昨日は助っ人・マエストリの好投で「LEGEND OF Bs2012~劇的、激動の80's~」を勝利で締めくくるとともに、連敗をストップさせたBs。今日からは福岡に乗り込みホークスとの3連戦。ここから勝ち星を重ね、上位との差を縮めるべく木佐貫が先発マウンドに上がる!
その木佐貫は初回、いきなり明石に3塁打を打たれ1死3塁のピンチを迎える。ここで迎えた内川を内野ゴロで本塁タッチアウトに仕留め失点は許さない! しかし、続くペーニャの安打で2死1,2塁とまたも得点圏に走者を背負う。ここで、小久保に適時打を許し先制点を与えてしまう。その後も、満塁のピンチに陥るも後続を封じ最少失点で切り抜けた。
続く2回も木佐貫は芯を外させた当たりが、内野安打や野選になる不運も重なり、再び2死満塁のピンチを迎える。ここは自身の決め球であるフォークを低めにコントロールしペーニャを空振り三振に仕留める!
その後も毎回のように走者を背負う展開が続くものの、変化球を有効に使うことで相手に決定打を許さない。
5回にも2死満塁のピンチを迎えるが、ここも変化球を低めに決め0点に抑え、味方の反撃を待つ。
粘りの投球を続ける木佐貫を援護したい打線だったが、相手先発・攝津の前に6回までバルディリスの安打1本のみに抑えられ、出塁すらままならない。
しかし7回、先頭打者として打席に立ったのは、3試合連続複数安打と日に日に存在感を増しているルーキー・川端。コーナーに散らす変化球をしっかり見極め、高めに浮いた攝津のシンカーを叩く! 痛烈な当たりは3塁強襲の内野安打となり、連続試合安打数を9に伸ばす! 続く後藤も難しいボールには手を出さず、外角の直球を芯で捉える! 鋭いライナーが左中間を襲うが、これをレフトがまさかの好捕・・・。エンドランを仕掛けていたためスタートを切っていた1塁ランナーの川端も戻りきれず、アウト・・・。久しぶりの安打も相手の好守に阻まれ得点には至らなかった。
木佐貫は球数が増えるごとに調子を上げ、6・7回は相手打線の中軸から二つの三振を奪うなど、走者を出さないパーフェクトピッチングを展開。 結局、木佐貫は7回を投げきったところで降板。序盤には制球に苦しみ、走者を背負う展開が目立ったが終わってみれば7回、1失点、6奪三振。140球の熱投を演じたマウンドにも「やはり今日は、球数が多くなってしまったところですね。 守る時間も長く、間も悪くなってしまった。 野手に申し訳ないです。」と反省の色をにじませた。
木佐貫の後を継いだのは5試合連続無失点リリーフを続ける中山。木佐貫の気持ちを受け継ぐように変化球を低めに集め、ホークス打線の追撃を許さず。1イニングを投げ、無失点、2奪三振の好リリーフを見せてくれた!
9回もマウンドに上がった攝津に対し良い当たりこそ飛ばすも出塁できず3人で倒れ0対1で試合終了。投手陣が踏ん張る展開も打線は最後まで見せ場を作れず、初回に失った1点が最後まで遠い試合だった。
明日は舞台を北九州市民球場に変えて第2戦を行う。明日こそは打線がしっかり援護して勝利し、なんとか上位進出の足掛かりを作りたい!
◇ 木佐貫 洋 投手
<先発7回、被安打8、失点1。>
「やはり今日は、球数が多くなってしまったところですね。守る時間も長く、間も悪くなってしまった。野手に申し訳ないです。」
練習中のBsナイン



練習中のBsナイン