昨日の北九州での雨天中止を挟んで仕切り直しの一戦、上位追撃に向けて負けられない戦いが続くBsの先発はスライド登板となるマクレーン。

打線は初回、相手先発･山田から先頭の野中が四球で出塁し、その後走者を進めて2死3塁と先制の好機を作る! ここで4番･李大浩に打席が回るが、凡退してしまい得点には至らない。

一方、マクレーンの立ち上がりは制球が定まらない。1死から明石に三塁打を打たれると、続く内川に適時二塁打を打たれ0対1と先制を許してしまう。なおも2死1,2塁のピンチで迎えた長谷川に、打球を中前に運ばれる。しかしセンター･野中の素早いバックホームで2塁走者を刺し、追加点は許さない!

2回、制球が定まり始めたマクレーンは2者連続三振を奪い、ホークス打線を三者凡退に仕留める! ところが3回、二塁打と四球で1死1,2塁のピンチを招いてしまう。しかし、ここは的を絞らせない投球で後続を打ちとり、無失点で切り抜ける!

マクレーンを援護したい打線は4回、先頭の川端が10試合連続となる安打で出塁し、この試合チーム初となる安打を放つ! すると続く後藤の安打、李大浩の四球で満塁の好機を作る! ここで6番･バルディリスが犠飛を放ち、1対1の同点に追いつく!

同点にしてもらったマクレーンは5回を三者凡退に打ちとり降板。「初回はちょっと力が入って、全体的にボールが高くなってしまったけど、2回以降は低目を意識して打たせて取るという持ち味を出すことができたと思う。 先制されてしまったけど、その後は粘り強く投げることができたと思う。」と語ったように、2回以降は走者を出しながらも粘りの投球で無失点に抑え、5回1失点と試合を作った!

6回からはミンチェ・中山・岸田がそれぞれ1イニングを無失点に抑え、試合の流れを引き寄せる! Bs打線も勝ち越すべく、5回以降は毎回得点圏に走者を進めるが、あと一打が出ない。

両チームともに次の1点が遠いまま迎えた9回、ついにBs打線が均衡を破る! 今季未だ自責点0と抜群の安定感を誇る相手4番手･岡島から、先頭の赤田が安打で出塁。続く日高の犠打、安達の安打で1死1,3塁の好機を作る! すると、ここで打席に入るのは今日1軍登録されたばかりの代打･梶本。「チャンスだったし、“思い切っていけ！”と言われたので、思い切っていきました！追い込まれていたのでコンパクトにいって、バットに当たれば何とかなるかなと思っていました。」と語った一打は、監督の期待に応える適時打となり勝ち越しに成功! 続く川端にも適時打が飛び出し3対1。さらに3番･後藤の意表をつくスクイズでとどめの1点を追加し4対1! 一挙3点を奪った!

直後、マウンドに上がったのは平野! 力のある投球でホークス打線をあっさりと三者凡退にねじ伏せ試合終了! 最終回の見事な集中打で相手投手陣を攻略した!

明日からはKスタ宮城に場所を移して5位・イーグルスとの大事な4連戦。その大事な初戦の先発は井川。苦しいチーム状況が続いているが、打線は今日も12安打を放ち、ここ5試合中4試合で2ケタ安打と好調そのもの! 早い回から打線が援護し、今日の勢いそのままに連勝を重ね5位・イーグルスとの差を一気に縮めたい!

＜今日のヒーロー！9回代打で決勝タイムリーヒットを放つ！＞
「チャンスだったし、“思い切っていけ！”と言われたので、思い切っていきました！追い込まれていたのでコンパクトにいって、バットに当たれば何とかなるかなと思っていました。今日、上がってきたので本当にうれしかったんですが、その後は9回の守りのことで頭がいっぱいでした。使ってもらわないと結果も出せないので、使っていただいた監督・コーチに感謝しています。残り試合も少ないですが、みんな一生懸命がんばっていますので、負けないようにがんばります！」

＜先発5回、被安打5、失点1。＞
「初回はちょっと力が入って、全体的にボールが高くなってしまったけど、2回以降は低目を意識して打たせて取るという持ち味を出すことができたと思う。先制されてしまったけど、その後は粘り強く投げることができたと思う。」

練習中のBsナイン