

《T-岡田の好守にも助けられプロ初先発の海田が7回無失点の好投も、得点が奪えず引き分け》



昨日の試合はT-岡田の2本塁打など効果的な攻撃でイーグルスを圧倒したBs。昨日の良い流れのまま、今日も勝利すべく本日が25歳の誕生日であるルーキー・海田がプロ初の先発マウンドに上がる!
その海田は、ストライク先行の軽快な投球でテンポ良くイーグルス打線を打ち取っていく!
手元で小さく曲がる変化球を武器に凡打の山を築き、5回までをわずか2安打に抑える! バックも鋭い当たりを好捕し、盛り立てる。圧巻は3番から始まる4回、相手打線のクリーンアップから二つの三振を奪い、三者凡退に抑えた!
素晴らしい投球を続ける海田になんとか先制点をプレゼントしたい打線だったが、相手エース・田中の前になかなか攻略の糸口をつかめない。3回には安打で出塁したスケールズを犠打で2塁に送るも、後続が続かず先制とはならない。
しかし6回、1死から成長著しい川端が内角に食い込んでくるシュートをコンパクトなスイングで三遊間を破り、自身の連続試合安打を13に伸ばす!
強気に攻めるBsは、1死後の後藤の打席でエンドランを敢行。1塁走者の小島がスタートを切り、打席の後藤が低めのフォークを執念ですくい上げ左中間に落とし、1,3塁! ここで打席に立った4番・李大浩だったが、高めのボール球に手を出してしまい、左飛・・・。千載一遇の好機にも得点を奪えず。
すると、その裏に海田が安打と四球を与え2死1,2塁のピンチ。ここで迎えた相手4番・ガルシアへの2球目、高めに浮いた直球を逃さず打ち返され鋭いライナーが飛ぶ。しかし、レフト・T-岡田が前進し、この日二度目のダイビングキャッチ! 好投する海田を救う値千金のファインプレーで得点を許さない!
海田は7回も0点に抑えた所で降板となり7回90球を投げて被安打4、四球1、無失点という内容。相手エース・田中に引けを取らない素晴らしい投球となった! 海田は「とにかくフォアボールを出さないことと、いいテンポで投げることを意識してマウンドに上がりました。 バックの守りに助けてもらいながら自分のリズムで投げることができたと思いますし、何とか無失点に抑える ことができてよかったです。」と誕生日登板となったマウンドを振り返った。
海田の後を継いだのは安定感抜群の中山。4連投となった中山だったが8・9回を共に三者凡退に抑える好投を披露! 自身の連続無失点試合をこれで10に伸ばした!
投手陣の頑張りに応えたい打線だったが、田中を打ち崩せず0対0のまま試合は延長戦へ。
打線は10回、疲れの見える田中を攻め立てる。1死からバルディリスが今日2本目の安打で出塁すると、日高にも安打が飛び出し2死1,3塁とする。しかし、続く安達が積極的に初球を叩くも打球は三ゴロ。雨天中断を挟んだ11回にも、代わった2番手・青山から2死2塁の好機を作りながら、得点できず。結局、最後まで好投を続ける投手陣を援護出来なかった。
一方の投手陣は10回を3番手・ミンチェが無失点に抑えると、迎えた11回は平野を投入。先頭の聖澤に死球を与えると、犠打で2塁に進まれ一打サヨナラのピンチを迎えるが、後続を落ち着いて打ち取る。この時点で試合時間が3時間30分を越えていたため0対0の引き分けで試合終了。先発・海田の好投を打線が援護できずプロ初勝利は次回以降に持ち越しとなった。
明日の先発は小松。無得点に終わった打線が奮起し対イーグルス4連戦の最後を勝利で締めくくり、ホーム・京セラドーム大阪に戻りたいところだ!
◇ 海田 智行 投手
<先発7回、被安打4、失点0。>
「とにかくフォアボールを出さないことと、いいテンポで投げることを意識してマウンドに上がりました。バックの守りに助けてもらいながら自分のリズムで投げることができたと思いますし、何とか無失点に抑えることができてよかったです。」
練習中のBsナイン



練習中のBsナイン