

《相手を上回る安打を放つもあと一打が出ず、ファイターズ投手陣に2得点に抑えられ敗戦》



今日がファイターズとの今季最終戦。なんとしても勝利し、白星で締めくくりたいところ。今日の先発は、ファイターズ戦初先発の前田。
前田に先制点をプレゼントしたい打線は初回、相手先発・谷元の立ち上がりを攻め立てる! 先頭の川端が初球から積極的に打っていき安打で出塁。するとその後、李大浩の安打で2死1,3塁とし、いきなり先制の好機を作る。「チャンスでしたし、とにかくランナーを還すことだけを考えていました。 高めのまっすぐをしっかり捉えることができましたね!」と振り返った5番・T-岡田がファウルで粘った10球目を右前に弾き返し先制する!
しかし先制した直後、前田は2死から安打と四球で1,2塁のピンチを背負う。ここで迎えた5番・稲葉に適時打を浴び、1対1とすぐに追いつかれてしまう。
さらに同点で迎えた3回、先頭の西川の内野安打に失策が重なり、無死3塁とされると糸井の適時打で勝ち越しを許してしまう。その後、無死1,3塁から内野ゴロ間に1点を追加点されると、続く小谷野の適時二塁打で1対4。守備の乱れもあり一気に3点を奪われてしまう。
反撃したい打線は4回、T-岡田の安打とスケールズの二塁打で1死2,3塁の好機を作ると、日高の犠飛で2対4と点差を2点に縮める!
直後、制球が定まらない前田は、1死から内野安打と2つの四死球で満塁としてしまう。「3回に勝ち越されてしまったんですが、すべては1回ですね。 先制してもらって、しっかり立ち上がらなければいけなかったのに、2アウトから失点してしまい、流れが悪くなってしまったと思います。」と語った前田は、稲葉を遊飛に打ち取ったところで降板。3回2/3で88球を費やし、4失点(自責点2)と苦しい投球内容だった。しかし、代わってマウンドに上がった比嘉が小谷野を投ゴロに打ち取り、この回のピンチを無失点で切り抜ける!
点差を詰めたいBsは5回、2死から後藤・李大浩の連打で1,2塁の好機を作り、一発出れば逆転のチャンスでT-岡田に打順が回るが、二ゴロ打ち取られてしまい得点できない。
5回からは佐藤・中山・ミンチェが計4イニングスを無失点に抑える好投で相手に流れを与えず、打線の援護を待つ!
一方の打線は、8回に先頭の李大浩が猛打賞となる今日3本目の安打で出塁し、その後走者を3塁まで進めるが、得点には至らない。
5回以降両チームともスコアボードに0を並べ、2点ビハインドで9回を迎える。一矢報いたい打線だったが、相手守護神・武田久の前に三者凡退に倒れ試合終了。相手打線を上回る9安打を放ち何度も得点圏に走者を進めながら好機であと一打が出ず、中継ぎ陣の踏ん張りもむなしく、連敗脱出はならなかった。
9連戦を1勝8敗と大きく負け越してしまったBs。明後日からは敵地・QVCマリンフィールドでマリーンズとの4連戦。昨日の敗戦で残念ながらCS進出が消滅してしまったが、今季12勝6敗1分とすでに勝ち越しを決めている相手だけに、1つでも多く勝って差を縮め1つでも上の順位を狙っていきたい!
◇ 前田 祐二 投手

<先発3回2/3、被安打6、失点4。>
「3回に勝ち越されてしまったんですが、すべては1回ですね。先制してもらって、しっかり立ち上がらなければいけなかったのに、2アウトから失点してしまい、流れが悪くなってしまったと思います。」
◇ T-岡田 選手
<1回2死1・3塁からライト前へ先制となるタイムリーヒットを放つ!>
「チャンスでしたし、とにかくランナーを還すことだけを考えていました。高めのまっすぐをしっかり捉えることができましたね!」
練習中のBsナイン


練習中のBsナイン